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草加店
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まぶしい...
投稿日:2014/3/29
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まぶしい
日常的に話す言葉をじっと聴いてみると斬新ではないということを感じるときがある。
多様な単語を使っているにもかかわらず、大抵「きれいだ、やさしい、上手だ、かわいい、美しい、幸せだ」などだ。
これよりも、もっと良い言葉はないだろうが、同じ言葉の繰り返しばかりで飽き飽きする気もする。
あたりまえのことのように普段使う言葉を形式的に私たちはただ繰り返し繰り返し使っているだけではないのか。
「言葉」を発するにおいて使われる言葉によって意味が変わってくるため、そのくらい「言葉」というものは重要なのだが、
私たちはなぜ言葉の変化を実践していないのだろうか?
意識してじっっせんする事は変化の段階である。
自分自身の誠意を見せるために、日常的に使う「言葉」達を変化させてみてはどうか?
子供たちはそれ自体で天使の姿であり、スタジオに来てよく遊ぶ事、それ自体が美しいため、「上手だ、やさしい、きれいだ」という言葉は基本的に当然発せられる言葉ではあるのだ。
しかしそれを撮影する時間の間ずっと言っているよりも、もっとその子にとってだけの「言葉」を表現してみてはどうか?
春の訪れが感じられる草加店は久々に強い光が窓際に降りそそいだ。
太陽の光を受けたツリーハウスの木の間から光が降り注ぎ、
窓の前にある木の葉っぱは黄緑により一層キラキラと輝いた。
それから着物を着て撮影するのを楽しむ少年は
緑色の着物と顔の色がよく合い、すべてのものが私の前で調和をなし、カメラのファインダーに入ってきた姿はそれこそ、まぶしくきれいであった。
「まぶしい」
心で感じられる、そして言葉を発する事が出来ない。
それから子供を見守る親御さんから必ずこう言いたかった。
「まぶしいほど美しいです。」と
私たちは普通の子供たちを撮影する普通の人達だけれど
その家族だけの特別な価値を写真として残しているように
同じ意味だとしても、一味違う言葉で表現してみるのはどうだろうか。
2014年、春がきたのだから。。。
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