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湘南店
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苦手なもの
投稿日:2013/7/3
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すき、きらい。
そういうものは自分の中にいつのまにかあるものだ。
はっきりしているかしていないかの違いはあれども
きっと誰にでもあるものだ。
私は生のトマトが苦手だった。
だけれど以前、河野さんの鎌倉野菜の撮影に同行したとき、自分の価値観を変えるトマトに出会った。
鎌倉の直売所で味わった新鮮な甘いトマト。
それは私にとって、今まで交わることを避けていた「トマトのある世界」の扉を開けるかのような衝撃だった。
大げさなようだけどそんな感じだった。
その日、試食して気に入った3種類のミニトマトを100gずつ買って帰った。
帰り道、私は道すがらミニトマトをこそこそ食べながら歩いて帰った。
あんなに苦手だったトマトを。
自分から食べることを選ばなかったトマトを。
トマトは甘くてみずみずしくておいしかった。
あまりにおいしくて、その日の夜友達の職場の最寄駅、下高井戸までおすそ分けしに行った。
おいしいものを共有したい。
そう思うとき、私のフットワークはとても軽くなる。
だから、やっぱり思う。
「根本的に」きらいなものなんてないんだと。
あったとしても、それは一時的な現象でしかないのだと
今はそう思う。
心はアメーバのようにドロドロしていて、自分の予想ができそうでできない方へと流れることもある。
あらゆる形はいつ変わるかわからない。
だからもしかしたら一年後には違うことを言っているかもしれない。
ただ今はそう思うし、思いたいという願いがある。
ずっとずっと一生相容れないものなどない。
そこに希望を見出すことが青いというなら青いままでもいいなと思う。
踊る阿呆に見るあほう
同じあほなら踊らにゃそんそん~~。
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