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湘南店
全体会議*Cチーム写真分析
投稿日:2012/9/4
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今回、Cチームの写真分析で写真が3枚提示されたが、
この写真に一番ストーリーを感じたのでまずこの写真を分析してみたいと思った。
光が一定の方向からスポットのように差し込む。
強い光が女の子の右半身を照らし、あとは後ろに弱い光が入っている。
この写真におけるポイント、核心部分は光、そしてポージング・コーディ・インテリアとの融合だと思う。
例えば、背景が窓で抜けに鮮やかなグリーンがあったら。にかっと笑顔だったら。
この写真はもっと明るく華やかな、違った印象のものになっただろう。
あえてこのインテリアで撮る意味を、光とポーズが成立させている。
かたい光が当たることによって出来る影。
人物の影、壁面のでっぱった木の影。
それが写真に程よい緊張感を与える。
こういう写真には、撮影する時にも独特の緊張感が必要に感じる。
例えばわーわーっと騒いでいたらこの表情は引き出せない。
これをここで撮りたい、という明確な意思が写真に反映されている。
写真は撮影者のイメージによって生み出されるけれど、
思っているものが具体的になるほど完成度が高くなるように思う。
印象として静と動がある75cutの中で、それだけその両極を見せることができるか。
それがこの75cutの中だったら表現できるかもしれない。
インテリアは木の質感があり、冷たくはないが規則的で無機質。
子どもの部屋というよりは、女の子が少し背伸びをしてパパの書斎に入り込んだような
おとなっぽさがある。
写真の中に線が多くあるけれど、光が部分的に入っていることで、全体のバランスを引き締めている。
写真を見ているとストーリーが思い浮かぶ写真。
誰が見ても近い印象を抱ける、コンセプトが立った一枚を作りこむためには
何が必要で何が不必要なのだろうか。
そういうことを考えた。
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