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【Life circle】哲学入門*7章

投稿日:2011/11/22

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第七章 一般的原理の知識について

 

*一般原理・・・一般的に認められている論理的法則

例えば

「2+2=4」  という原則

2つあるものが2つある場合、合計すると4つになるということ

 

ある前提が真ならば、結果も真である。

前提の2が真ならば結果の4を証明することができる。4というものを真だと証明するためには、2が真だということが前提にある。

この前提との関係性が一般的原則といえる。

=あるもの(2)が「真」ならば、あるもの(4)も「真」である。

 

他のものを証明するために、ある「信じるもの」を用いるというのには

何らかの論理的法則があるようだ。

 

本の中で挙げられている法則がある。

・何ものでも、存在するものは存在する(同一の法則)

・何ものでも、存在すると同時に存在しないことはあり得ない(矛盾の法則)

・何ものでも、存在するか存在しないか、そのどちらかでなければならない(排中の法則)

(6章の帰納の原理も、一定の原則から結果が真であると判断できる「論理的法則」のようだ。)

 

あらゆる知識は経験によって引き起こされる という経験論者

経験によって知られるものの他に、経験から離れて知られることがある という理性論者

 

ラッセルは

「あらゆる知識は経験によって引き起こされるが、ある知識は経験から証明はできないがその真理を理解することができる」

と言っている。

 

四角い白いBOXが、センスデータによって硬く、すべすべしたものと認識され、見て四角、白いと判断され

それが家具屋の机の下に展示してあったら

机の下にあるもの=机を使うためにそれを使う=いすであると認識され

机を使うためにいすは必要だ、という帰納の原理が働く。

(ちゃぶ台とかローテーブルだとか背の低い机のことはとりあえず置いておいて。。)

ただそのいすが本当にいすとして存在しているのかは真理ではない。

地べたにすわったら机にもなるし・・・

 

経験によって「真実性」は証明できないが、

それが正しい(机を使うにはイスが必要)ということはなぜか知っている。

先験的に知りうる知識の全ては仮説的だとラッセルは言っている。

また、知っているけれど論理的ではないものもある。=倫理的価値

・不幸より幸福

・無知より博識

・悪より善

というような「何に価値があるかという知識」である。

 

人間は必ず死ぬということは疑える(不老不死の人間がいるかも?)が

2 + 2 = 5

にはなり得ない。

 

先験的か経験的かにより、その命題について考えるために相性の良い方法がそれぞれにあるようである。

2 + 2 = 5

にはならない・・・それはそうだ。

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