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湘南店
【Life circle】これまでのまとめ 及び 第6章・帰納
投稿日:2011/11/15
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哲学入門
第一章から「現実にあるものに対して疑問を持ってみよう!」という感じで始まったわけで
しまいにはそこにあるテーブルさえも「・・あるのか?」と疑い始める不思議感覚世界に足を踏み入れてしまったが。
哲学は決してわけわからんワンダーなことばかりでもないようだ。
というのがこれまで本を読み話を聞いてきた結果である。
様々な場面で判断を求められる時、何かものさしになるものを自分の中に持っているというのは
とても心強いこと。
「哲学」は読むことすら容易ではないが、時間に、なりゆきに流されず自分を保ちたいと思うとき
ふとした時そっとそのヒントを与えてくれるような気がする。
これまで、
・センスデータ
・記述
・面識(ものの知識)
といったことを用いて現実を見る目を養う方法を模索してきた。
☆センスデータ・・・対象のにおい、手触り、かたさなど、見て触れて感じられるもの
☆記述・・・現在実在しない人物(例えば織田信長とか)に関して書かれた歴史書など
まず存在を疑うことから始まるが
存在を疑っても無意味なこともある。
例えば四角い白いBOXがあったら、
それがテーブルであるのか、イスであるのか、踏み台であるのか、
考えることはできる。
しかし、そのBOXが白いという事実は、いくら疑っても考えても覆ることはない。
ものの見方には
考える余地がある事象=様々な要因や人それぞれで捉え方が変わるもの
考えても無意味で普遍的な事象=センスデータを用いて見られる面識
があるようだ。
6章のテーマは「帰納」
帰納という言葉がまたなじみにない言葉なので辞書で調べてみる。
__個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則などを導き出すこと。「以上の事実から次の結論が―される」
現在や過去の経験から得られたデータから、
どのようにして経験していない対象の存在を知りうるか、ということが問題とされている。
今までのものの見方、認識を踏まえて現実に落とし込む。
物事に原理や法則があるのか?
それを攻略することは可能なのか?
原理を知ればより良く生活できるのか??
自分の中に問いかけるような透明だった思想の感覚から、
色のついた現実世界へと降りてきたような。
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