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湘南店
4回目のカンボジア
投稿日:2018/2/23
1808 6
まず、気付けば、とっても久しぶりのブログになってしまいました。
昨年いろいろなことがありました。
書いても書こうとしてもうまく言葉にできない時期がありまして、
勝手ながら少し言葉にすることをお休みしておりました。
書きたいことはたくさんありましたが。
やっと気持ちが整理できてきたので、また少しずつ言葉にしていこうと思います。
今年もカンボジアに行ってきました!
4回目のカンボジア。
なぜだか今回は途中からずっとお腹をくだしてましたが、
問題なく全てのプログラムに参加できホッとしました。
約一週間の日程を終えて
現実にまだ戻りきれない頭と耳で
なじみの駅の駅そばを食べながら、
旅の中で出会った人々のことを考え始めて
長くいるようなお店でもないのに
長々と居座ってしまっていました。
「私達は本物になれるのか?」
帰ってくると毎回自問自答です。
まだ、道半ばだと思っています。
楽しみながら生きていきたい気持ちと
成し遂げたいことが果たして何なのかを追求していきたい気持ちが混ざり合って
いつもただ楽しかったなぁでは終われない想いが残るのです。
本当にこの旅がいつもいろんなことを与えてくれます。
楽しみながら生きることはきっと人間の命題で、
大切なものを大切にできる環境は誰にとっても幸せなこと。
変わらないものを
身近にあるものを
思い出せるものが写真であり
私はそういう撮る人も撮られる人も、
人の心が写っているような写真が好きです。
そういう気持ちで写真が撮れるような人をもし1人でも育てることができたなら
何か、納得できるのかしら。。。
写真はうまい下手ではなく
習うものでもないと思っています。
習えるものがあるとしたら技術だけかと。
技術は表現の幅を拡げるためのものだと思います。
今回カンボジアの子供達の写真展をやるにあたり
子供達にカメラを渡したら
何人か伝わってくる写真を撮ってきた子がいました。
もちろんみんな瑞々しい可愛い写真を撮ってきましたが
そういう写真にはキラリと光るものがありました。
テーマは【大切なもの】
犬が自分の顔をなめている自撮り写真があって
構図も表情もとても良い。
撮った理由を聞くと
「この犬は自分が飼っているんだけど、
彼は僕のことを愛していて
また僕も彼のことを愛しているから」
学校の校舎の写真を撮ってきた子に聞くと
「私はこの学校に通えて幸せ。
この学校が永遠に残るように写真におさめた」
頭から水をかけられたような
目がさめるような
とても純粋な言葉が次々と聴こえてくるわけです。
この子達が技術を得たらどうなるんだろう???
表現することを恐れずに
そのままでいてほしいと願う気持ちと
何かを得れば何かを失うのではないかと思う気持ちもなくはないです。
見る側の心も含めて
今だからこそ生まれてくる美しさだとしたら
それを大切に包んで伝えていくのが今の私たちにできる役割ではないかなと思いました。
今年、日本でカンボジア写真展を開催します。
まだほとんど何にも決めてません。
これからです。
カンボジアの子供達も
カンボジアで働く日本人の方々も
遠くから支援している人々も
すべてが繋がっているから
共感してもらえるような内容にしていきたい。
そう思います。
この話はまた話が進んだらお知らせします。
やっぱり、心です。心。
心ある会話が心を豊かにしていくんですな。
言葉は時に余計なことを伝えすぎるから
本当に伝えたいことはシンプルでいいんです。
余計なことは言いなさんなです。
伝わることはちゃんと伝わるものだって
カンボジアの子供達が教えてくれました。
やっぱり写真ってすごい。
伝えられるし伝わる。
写真を語ることがあまり好きでない(得意でない)私も
珍しく長々と書くくらいに感じるものがたくさんある旅でした。
さて!ここからまた頑張りまーす٩( 'ω' )و
photo by Tomomi kawano
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