『 誰も知らない 』 という映画を観た。

 

この映画は、だいぶ昔にあった事件を少し前に映画化されたもの。

ストーリーはいわゆる「育児放棄」である。

 

こういった社会風刺の映画には、見終わった後に必ず「あなたならどうしますか？」

といったような問題提起が存在する。

 

この映画の中には、その子どもたちを見た隣人が、育児放棄されていると半ば気付きながらも誰も通報などしない。

そして子どもが死んでいく。

ここで、まず感じる事は、「あなたは見て見ぬふりをせず助けてあげられますか？」ということ。

誰しも確信の無いものには触りたくないと思うもの。

しかし、この映画で本当に突きつけたい事とはそういった事だけではなく、

 

『 あなたにも育児放棄する可能性がある 』 ということではないだろうか。

 

誰しもが、産まれてくる前から育児放棄しようなどとは思っていない。

したがって、そうなる訳がないと思っている自分たちもそうしてしまうかもしれない。

そう問いただされた気がした。

 

育児放棄の理由は経済的なもの、自分勝手な親の意識など多く存在する。

つまり我々は、こういった事と隣り合わせで生きているのだと、どこかで認識したうえで家族を作っていかなければならない。

ましてや自分達は、毎日その家族の愛に触れて生きているのだから。。。

 

もちろん、愛をもって家族をつくり生きてゆくと俺は誓う。