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『 月刊 バンドマン 』 07
投稿日:2021/2/18     更新日:2021/2/18
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この「月刊 バンドマン」では、自身もミュージシャンの端くれでありバンドマンでもある私が独断と偏見で選んだバンドやミュージシャン達をざっくばらんに紹介し、褒めたり褒めなかったりするページです。
合わせて、「このバンドの一曲」として是非聴いてもらいたい曲も紹介していきます。
通勤通学などの電車での一駅間、みなさんが音楽と触れ合うきっかけとなってくれれば嬉しく思います。
『 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 』
( ザ ミッシェル ガン エレファント )
センキュー ロッカーズ!!!!!!!
と、今回紹介するバンドのボーカルのような入りでこんにちは!
余談ですが、この一年、自粛する時間が増えたこともあり、ギターや楽器を購入する方も多いらしいですよ。
これを機会として、皆さんも新たな自分を始めてみませんか。
それでは月刊バンドマン始めます!
第七夜目の今夜は多くのバンド達に影響を与えているガレージロックバンド『 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 』(以下 ミッシェル)を紹介します。
特に楽器をやっている男達には言わずと知れたバンドだと思いますが、簡単に紹介させてもらうと1996年にメジャーデビュー、2003年に解散。
1990年代後半に起きていたオルタナティブロックブームやロックフェスが多く開催され始めたことも相まって人気となる。
音楽的にはガレージロック、パンクを彷彿とさせ、ブルースロックやカントリーなどの要素も取り入れている。
解散ライブツアー「 LAST HEAVEN TOUR 」では幕張メッセに約37000人を集める。
音楽の流行とは、ある種時代の反映でもあると思います。
古すぎてもダメで新し過ぎても浸透し辛い。
いかにその時代にマッチしているのかがヒットの要因なのだろうと感じます。
そういう点では、今思えばミッシェルはあの時代にピタッとハマっていたのだろうと思います。
メンバーは四人
Vo./ Gt. : チバユウスケ
Gt. : アベフトシ
Ba. : ウエノコウジ
Dr. : クハラカズユキ
四人とも決して飾ったことはせず、音楽性も直球勝負。
だからこそミッシェルの音楽は伝わりやすく浸透しやすかった。
ですが、言動や出で立ちが硬派であった分、ミッシェルを好きな人はもの凄く好き、好まない人は嫌いという二分化もあったことでしょう。
そんないわゆる「漢気」を感じさせるところも男達を夢中にさせる要素だったのかもしれません。
解散後は各々新たなバンドを結成したり加入したりサポートしたりと活動をしていきます。
現在、Vo.チバはDr.クハラと「 The Birthday 」で活動中。
そして、ミッシェルを語る上では通らなければならない話があります。
それはGt. アベフトシが他界しているということ。(享年42歳)
12年近く前の事になりますが、その訃報を耳にした時全くもって信じられませんでした。
たくさんのファンと多くのミュージシャンたちが耳を疑ったことでしょう。
マシンガンのような高速カッティング、刺さってくるかような音色、そしてギターリフ一発でオーディエンスをグッと引きつける。
そんな彼独特のプレイをもう見られないのは本当に残念ですが、これからも語り継がれ皆の記憶の中で生き続けていく事でしょう。
アベさん、本当にありがとう。
小細工しないでストレートに、そしてやりたい事をやりたいように突き進む。
好きな奴らだけがついてくればいい。
それぞれの人生はそれぞれの自分のためにある。
ミッシェルの音楽を通じてそんなことを学んだ気がします。
今夜は男臭いバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを紹介させていただきました。
ふと、口ずさんでしまうイントロ部分のギター、ドラム、ベース。
印象的な曲が多くあるミッシェルですが、今夜は解散ライブツアー「 LAST HEAVEN TOUR 」より、ミッシェルを世に送り出した曲であり、ライブの最後の曲だった「 世界の終わり 」をこのバンドの一曲とさせていただきます。
最後の曲を演奏するメンバーひとりひとりの表情も感じながらご試聴ください。
ご清聴ありがとうございました。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 『 世界の終わり 』
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