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Photo 『 1 / 210240 』
投稿日:2015/7/23
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『 1 / 210240 』
Shonan photo by Kuroki codi by Hyogo
シャッターを切るという事。
それは単に写真を撮るという事ではなく「ご家族にその瞬間を渡すという事である」という事なのではないのかと私は思いながらシャッターを切っています。
そうであるならば、全てのシャッターに「自信」を持って切らなければならない訳で、これは勿論、私を含め全てのカメラマンが当然だと思っている事だとも思います。
しかし、私には撮影中この自信が揺らぐ事が時として存在します。
それはこういった「泣き」などの瞬間です。
特にBabyは感受性が豊かなので前触れも無く泣き、自分で作る事無く笑います。
勿論、子ども達の泣いた顔も怒った顔も逆に無表情であったとしてもそれぞれに可愛くそして愛くるしく感じます。
しかし、こういった表情を求めていないご家族もいるかもしれません。
そこでその揺らぎが一瞬発生するのです。
そしてこの揺らぎは事前にある事が成り立っていないとそのまま引き続いてしまいます。
そのある事とは、ご家族との繋がりであり、そこで欠かせないのがコーディネーターの存在です。
私達は通常二人のペアでその撮影を担当している訳ですが、コーディネーターがご家族を出迎えてから間も無くして私達とご家族を繋げてくれたからこそ、このワンシャッターに自信を持って切れたと言えるでしょう。
写真を求め店舗に足を運んで頂いたご家族と触れ合えるのはわずか一時間。
その一時間が一年間で一度しか訪れなかったとすると、365日の内の1/210240時間。
そんな貴重な一時間をコーディネーターと共に徹する事でより多くの、そして全てのシャッターに自信を持つ事に繋がるのだと核心したワンシャッターでした。
残した成果は小さかったかもしれない。
しかし、経験とはただ「する」ということの積み重ねだけでは決して成らず、小さな成果の積み重ねだと思います。
その小さな成果がこの一押しの自信に繋がりました。
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