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『 生きるということ 』

投稿日:2024/2/29     更新日:2024/3/1

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photo : Masashi Kuroki|coordi : Izumi Saito  Rina Sanmi

No.24 Life studio Shonan

 

「あ〜 今夜は何を食べようかなぁ?」

なんていう事を、生まれて間もない時は思ってもいないだろう。

そう思えるようになるまで、赤ちゃんの頃は誰しもが基本、親御さんに生かされている。

 

 

赤ちゃん一人では当然生きることが出来ない。

そこで赤ちゃんは、自分が生きるために意思表示をする。

「泣く」という意思表示を。

 

お腹が空いたり、眠たかったり、寒かったりした時に自分の居心地の悪さを表す表現として泣く。

逆に、ミルクを飲んでお腹が満たされていたり、ぐっすり寝て起きた時など、心地良い時には笑ったりもする。

その「笑う」というのは、文字通り私たちが楽しくて笑うというのとは違うのかもしれないけれど、不快ではなく心地良い状態の赤ちゃんなりの表現だろう。

 

 

生まれて間もない彼女を私たちが囲む中、彼女は泣いたり微笑んだり、あくびをしたり、ウィンクをしてみたりと様々な表情を見せてくれた。

 

そして、色々な表情を見せてくれていた彼女が笑うわけでも泣くわけでもないこの表情をした瞬間、時がゆっくり流れているように感じた。

この表情を目にした時、思い込みかもしれないが、私には彼女が「安心」しているように見えた。

そして同時にこう思った。

「この表情をどう切り取り、どう写すことが一番最適であるのか?」と。

一秒後には変わってしまうかもしれない彼女の表情に直面しながら私はアングルとフレーミングを決めた。

 

赤ちゃんは本能で意思表示をし、生きている。

私たちも日々、生きている中で意思表示をしている。

しかし、我慢や理性というもののおかげで時に辛かったりもする。

だから、私たちは行動をする。

安心するために。

これが「生きるということ」

 

 

彼女が大きくなって、

「あ〜 今夜はパスタが食べたいなぁ」と思った時の表情は、この時の表情と同じかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

Written by Masashi Kuroki   Shonan

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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