Photogenic
湘南店
『 意味なんて、ある。 』
投稿日:2021/10/20     更新日:2021/10/21
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photo : Masashi Kuroki|coordi : Izumi Saito
No.24 Life studio Shonan
ふと、我に返ると思う事があります。
「家族写真って無限大だな」と。
無限大というと少々大袈裟ですが、こう考えてみるとあながち大袈裟でもないかもしれません。
例えば、一つの家族を100人のカメラマンがそれぞれ撮影したとします。
すると、類似した家族写真はあったとしても決して全てが同じ写真にはならないでしょう。
そうならない理由はその家族をどう見ているのか?何を主体としているのか?そのカメラマンの撮り癖など様々あげられると思います。
でも、家族写真を撮りに足を運んでいただいたご家族は当然100回の撮影をする訳は無く、その日その一回。
だからこそ、私はそこに責任を感じます。
「責任」という言葉にすると重く感じてしまいますが、私の思う「責任」と言うのは、
「なぜ、このご家族をこう撮ったのか?」
というその理由を述べられる事が一つあると思います。
日々の撮影で理由など無く、なんとなく成り行きで撮った写真がとても良い写真であることも多くあるので一概には言えませんが、その理由が言える事に越した事はなくそれがあることで写真が「意味を持つ」と思っています。
とは言いながら、私は普段、そのご家族と対面し、お話をし、スッと頭に降りて来たものを撮影しています。
この写真もそうでした。
でも、自分で「理由を説明する責任がある」と言ったので説明をすると、この日は抱えられている赤ちゃんのハーフバースデー記念でした。
でも撮影当日はお父さんの誕生日でした。
父ちゃんはこうあるべきだ!
赤ちゃんへのハーフバースデーおめでとう!
お父さんも誕生日おめでとうございます!
そして、元気いっぱいの子供たちと笑顔が弾けるお母さん。
そんな言葉たちと同時に私の頭に降りて来た絵がこれでした。
その家族だからこその写真。
これは本当に難しく奥が深い。
でも良い写真を残す為に一番重要な事はご家族に楽しんでもらうこと。
それを忘れてはいけないという事が私たちの一番の責任なのかと思います。
改めて思います。
「家族写真って無限大だな」って。
Written by Masashi Kuroki Shonan
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