PhotogenicShonan

『 メッセージ 』

2020/7/20

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『 メッセージ 』

photo : Masashi Kuroki |coordi : Kimiko Moriya

No.24 Life studio Shonan

 

 

なんかいいなぁ」って思うもの、皆さんにもありますよね。

洋服やキーホルダー、時計や車そして人と、そう感じたものをみんな持ち歩いたり大切にしたりしていると思います。

 

その「なんかいいなぁ」の種類はひとそれぞれ違えど、そう感じたからには頭の中で何かしらがピピッとハマったからでしょう。

それが、色、大きさ、形、肌触りなど、何が決定的な理由なのかは言えないけれど「これだ!」と思って自分のそばに置いてあるものはたくさんあると思います。

もっと細かく言ってしまえば、その決定的な理由があったとしてもそれは「いいなぁ」と思った少し後に起きた見解でそのものを見た瞬間に感じたそれとは違うんでしょう。

つまり人が物事を決めるのにはまずファーストインプレッション、いわゆる「第一印象」が多くを占めていてそこから色んな理由づけをしているのだと思います。

 

子供たちの笑顔や仕草、そして泣き顔もまさにこの「なんかいいなぁ」の宝庫です。

だからひとたび、子供たちにカメラを向けてしまえば75枚の写真はすぐに撮り切ってしまいます。

でも、その「なんかいいなぁ」だけでシャッターを切ってしまうことは少々無責任なことだと私は感じます。

もともと可愛い子供たちですが、そこに「メッセージ」を込めることが撮り手としての責任だと思います。

そしてそれは撮り方ひとつでメッセージを込めることに繋がっていきます。

そのひとつとして上がるのは「構図」です。

写真において構図は大きな役割のひとつですが、「構図」と考えると大きすぎて少々掴み辛いところもあります。

何故なら構図とはいくつかのことが積み重なって出来ていることだからです。

それは、アングル、フレーミング、レンズ選択によるカメラの位置です。

この三つをまとめて一緒に考えがちですが、このひとつひとつがメッセージへと繋がっていくのでそれぞれを別々に考えていく必要があります。

込めたいメッセージと最終的な構図のイメージに近づく位置からカメラを構え、アングル、フレーミングをそれぞれ決める。

このひとつひとつの「なんかいいなぁ」が合わさってメッセージとなり「なんかいいなぁを越えるものになる」と確信しています。

 

今、誰がお家の主役なのか、お兄ちゃんの優しい性格と兄弟の関係、笑顔で明るいお母さん、そしてその三人を包み込む大きなお父さん。

これが私たちの家族の今ですというメッセージ。

 

家族写真は家族みんなで演じるドラマのようなもの。

それぞれに役どころがあって誰一人欠けてしまってはならない家族という一つのもの。

そこにメッセージを込めて一枚の写真に納めるために私たちは日々試行錯誤しています。

 

 

Written by Masashi Kuroki    Shonan

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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