PhotogenicShonan

この光は君たちだけのもの

2019/9/17

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夏の暑い日差し

今年もとても暑かった。

半袖、短パン、時には女性もノースリーブとこの季節らしい様子がたくさん見られました。

子供達は暑さなんてなんのその。

撮影が始まる前から身体から溢れ出すエネルギーを放出するように走り回り、額に汗が輝かせ、髪の毛を湿らせお母さんは呆れ顔。

夏という特別な季節を楽しむようにそんな子どもの姿を優しく見守るお父さんもいれば、一緒にはしゃぐお父さんもいたり、

スタジオには毎日のように笑い声、賑やかな空気に包まれていました。

            *

強く強く、肌を焼き照らす8月の太陽は絶好の撮影チャンスであり、
反対に強すぎるあまりにそこにあるものをなかったかのように光で飛ばしてしまいます。

特に湘南店のメインである部屋の出入り口は大きなガラスのドアで日中、
光を大きく受け入れメインルームは気持ちが良いくらい光で溢れ出します。

そんなメインのドアの前。
シーンを1つ終えてメインルームのスタジオにカメラを持って戻ってくると双子の兄弟が楽しそうに何か話していました。

大人の目をすっかり忘れたかのように無邪気に笑い合う2人。

強い光に照らされた彼らの姿を見て不思議な気持ちになりました。

光で眩しいのか、それとも目の前にいる2人の姿に魅了されたのか、気付いた時には私は持っていたカメラを彼らに向け、

シャッターを切っていました。

カシャカシャ…

その音に気付いた兄弟は笑顔でこちらを見て「おかえりー」と、その声でハッとしたくらい私は夢中でした。

そのあとの見せてくれた笑顔も魅力的でしたがあの瞬間の大人の存在を忘れて夢中になっている彼らの姿はずっと脳裏に焼きつくほど
私にとって眩しいものでした。この瞬間を気持ちだけでなく、シャッターを切り残せたことは本当に嬉しく、気持ちが良い体験でした。

 

出入り口のドア前は本来であれば撮影には使わない場所。

靴箱と床のみ、インテリアというインテリアは無く、光も強すぎるこの場所だけれどもこの瞬間に偶然的に居合わせた彼らはそこにいるべき場所でした。
光に溶け込んでしまうほど強い光は2つの影を映し出し、そして逆光だからこそ身体を強くも優しく照らし2人の表情も優しく見てとれる。


何を話しているのだろう。

邪魔しちゃいけない、ただそっと耳を傾けたい気持ちを余白に残して…。

 

Shonan

Photo:Mayuko Horio

Coordinater:Eom

 

春、夏、秋、冬

たくさんの季節が1年を巡る。

その季節ごとに見られる”光”はそれぞれ異なり、それぞれの良さがある。

どれも魅力的だけれど私はこの湘南店に降り注ぐ夏の光が好きだ。

その光を身体いっぱいに感じ、さらに魅力的に魅せてくれた彼らに感謝したい。

 

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