Photogenic
湘南店
春の記憶
投稿日:2019/4/10
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幼稚園、園児だった記憶はありますか。
毎朝、お母さんと手を繋ぎ歩いた通園路
いつも赤ちゃん役のおままごとをしたお部屋
秋になると落ち葉で焼き芋をした園庭
アルミのお弁当箱を出してお互いのおかずを見せ合ったお友達
幼稚園の校舎で結婚式をした大好きな先生
お迎えにきたお母さんの手の温もり
うっすらですが断片的に記憶にある幼い思い出はそれぞれに持っていると思います。
しかし大人になって幼い記憶を全て呼び起こすのは難しく思い出せるのはほんの一部。
自らの記憶を辿ると共に必要なのは当時の写真、そこには自分の姿や懐かしの風景があります。
そしてそこに映る友達の姿。
大人になっても繋がっている友達もいれば、そうでない遠のいてしまった友達、様々。
幼稚園生活、わずか3年の時間は子供にとっては初めての社会生活であり、家族以外の毎日出会う人。
それは楽しく、刺激的でたくさんのことを学び、きっと毎日の出来事をお母さんに伝えたい日々だと思います。
そんな友達の姿を覚えていたい。
一緒に過ごした3年間の楽しかった日々を断片で、なんとなくの記憶にしたくない。
大人になっても繋がっている友達と笑いあえる写真と同時に「あの子元気かな」と存在を思い馳せる写真が私は欲しい。
撮影者として、このスタジオでそれが撮らせてもらえる立場、環境がとても嬉しく、光栄だと思います。
3月、卒園
4月、入学
湘南店で行なっている春の限定イベント。
【卒入学友達撮影】
気付けば約4年間このイベントを継続して行なっています。
お問い合わせも有難いことに毎回たくさん頂き、
「小学校が離れてしまうので最後に思い出に幼稚園の制服で仲良しの友達で撮りたい」という声もいただきます。
たくさんのお友達グループの撮影をさせていただき、この「残したい」という想いはいつもそのお子様の姿を見てきた、
お母さんが一番感じているのだと改めて気づきました。
私はまだ自分の子供はいません。
しかし自分の幼少の記憶、仲良しだった友達との写真がもっと欲しかったという、
「残したい」という想いとお母さんの目線になった親心の気持ちはこの撮影をしていくことで
自分に写真に対する新しい気持ちを持たせてもらいました。
今回はお母さん、もしくは先生。
この子たちを見守ってきた大人の距離感で子供達を撮影しました。
多くの声は多くはかけずそっと影から見守り、くすくすと楽しそうな子供達をただ見守る。
ごくごく短い時間でしたがとても愛おしく優しい気持ちになれる時間でした。
ちなみに1人、真ん中の子がお花を持っている理由は卒業証書を忘れてしまったから。
彼女には私たちから「卒園おめでとう」の気持ちを込めて花束を持たせました。
一緒に過ごして来たお友達。
小学校が同じでも、離れてしまってもいつかこの写真を見て
「楽しかった」
そんな言葉と記憶を思い出す一つのきっかけになればいいなと思います。
Photo by Mayuko Horio
Coordi by Akimi Yoshikawa
In SHONAN
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