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『 写真というもの 』
投稿日:2018/4/29
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『 写真というもの 』
Life Studio Shinyokohama
Photo by Masashi Kuroki
Codi by Kim Eunjeong
私がこのライフスタジオで撮る写真において心がけていること、または常に目指していることを一言で表すならば「最高級のスナップ写真」と言います。
「最高級」と言ってしまうと設備や撮影にかける時間などからすると少々大げさな気もしますがあくまで写真を専門とする空間である以上その上限は最上級でなければならないと思っています。
そして「スナップ写真」という言葉の意味についてですが、辞書にはこうあります。
スナップ写真 : 目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法により撮られた写真。
対して、「ブツ撮り」や被写体である人物に事前に同意を得て撮影するのは「ポートレート写真」と言うということも記されています。
したがって私たちがこの写真館という場所で残している写真は、ご家族の同意もあり、子ども達と触れ合いながら行なっているのでいわゆるポートレートの要素が強いと言えるでしょう。
勿論、言い回しなどはどうでも良いことですが、敢えて私が「スナップ写真」と言うのには意味があります。
それは、ご家族からこのライフスタジオに求められている「自然体の写真」というところにあります。
写真館という非日常下でのある意味自然体ではない自然な写真。
解りやすく言えば「あたかもその状況に出くわしたかのような写真」を残そうとしているからです。
それではどのようにしてそのスナップ写真というものに近づけていくのか?ということですが、その要素は当然ひとつではありません。
ですが、スナップ写真が含むひとつの要素として「写された者が写った自分を客観視できる写真」ということがあるのではないかと私は考えます。
自分でないような自分の写真。
このある種の「違和感」を感じさせることは大きくかかわっているのではないでしょうか。
違和感と言っても勿論「いい意味での違和感」ですが、それに繋げるために私は特に家族写真に対しては「距離感」を強く意識します。
この距離という言葉はひとつの事柄についてだけではありません。
背景、被写体、カメラ、そして心の距離です。
このそれぞれの距離をひとつずつ別々に考え、それらが決定してから被写体を入れる。そうすることでスナップ写真に近づいていける方法のひとつなのではないかと考えます。
合わせて、この距離感を操ることができれば表現方法は無限大となり決定的となっていくのではないでしょうか。
私たちはそこに被写体が無ければカメラを持つ意味がありません。
しかしそこに被写体がありカメラを持つならばこの無限大の要素を考えなければなりません。
だからこそ、この「写真というもの」を永遠、撮り続けていくのでしょう。
Life Studio Shinyokohama
Photo by Masashi Kuroki
Codi by Kim Eunjeong
私がこのライフスタジオで撮る写真において心がけていること、または常に目指していることを一言で表すならば「最高級のスナップ写真」と言います。
「最高級」と言ってしまうと設備や撮影にかける時間などからすると少々大げさな気もしますがあくまで写真を専門とする空間である以上その上限は最上級でなければならないと思っています。
そして「スナップ写真」という言葉の意味についてですが、辞書にはこうあります。
スナップ写真 : 目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法により撮られた写真。
対して、「ブツ撮り」や被写体である人物に事前に同意を得て撮影するのは「ポートレート写真」と言うということも記されています。
したがって私たちがこの写真館という場所で残している写真は、ご家族の同意もあり、子ども達と触れ合いながら行なっているのでいわゆるポートレートの要素が強いと言えるでしょう。
勿論、言い回しなどはどうでも良いことですが、敢えて私が「スナップ写真」と言うのには意味があります。
それは、ご家族からこのライフスタジオに求められている「自然体の写真」というところにあります。
写真館という非日常下でのある意味自然体ではない自然な写真。
解りやすく言えば「あたかもその状況に出くわしたかのような写真」を残そうとしているからです。
それではどのようにしてそのスナップ写真というものに近づけていくのか?ということですが、その要素は当然ひとつではありません。
ですが、スナップ写真が含むひとつの要素として「写された者が写った自分を客観視できる写真」ということがあるのではないかと私は考えます。
自分でないような自分の写真。
このある種の「違和感」を感じさせることは大きくかかわっているのではないでしょうか。
違和感と言っても勿論「いい意味での違和感」ですが、それに繋げるために私は特に家族写真に対しては「距離感」を強く意識します。
この距離という言葉はひとつの事柄についてだけではありません。
背景、被写体、カメラ、そして心の距離です。
このそれぞれの距離をひとつずつ別々に考え、それらが決定してから被写体を入れる。そうすることでスナップ写真に近づいていける方法のひとつなのではないかと考えます。
合わせて、この距離感を操ることができれば表現方法は無限大となり決定的となっていくのではないでしょうか。
私たちはそこに被写体が無ければカメラを持つ意味がありません。
しかしそこに被写体がありカメラを持つならばこの無限大の要素を考えなければなりません。
だからこそ、この「写真というもの」を永遠、撮り続けていくのでしょう。
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