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『 言葉のはじまり 』

投稿日:2018/4/29

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『 言葉のはじまり 』
 
Life studio Shonan
Photo by Masashi Kuroki
Codi by Yang Jihye
 
 
人はこうして言葉を覚えます。
 
 
今回は誰しもが日々当たり前であると考え、もしかしたら一度も疑問にも思ったことの無いような話について書こうと思います。
 
私たちは毎日、まだ言葉もままならない子どもたちと接しています。
世の中には「特別○○な○○」と言ういわゆる一般的な人より秀でた能力であったり、何か異なった特徴を兼ね備えた人もいるとは思います。
ですが、生まれた瞬間に言葉を使って喋り出すという子どもはまずいないでしょう。
生まれて間もない人間の脳は、始めはかなり小さくて一年そしてまた一年と月日を重ねるごとに大きくなっていくそうです。
そしてそれは大きさだけでなく同時にいわゆる人間の神秘であるメカニズムとも言える「脳の成長」が行なわれるのです。
この段階で「何の話をしてるんだ?」と思われるでしょう。
しかし更に堀り続けます。
人間の神秘であるメカニズムと言いましたが、私はその専門家ではないのでそのメカニズムはもちろん解りません。
しかしながら、幼少の頃、本が趣味であった親父に連れていかれた本屋で手に取った本の中にあった未確認飛行物体、いわゆる「UFO」や「ネッシー」そして「宇宙」に出会ってから私は今までこういった「答えの見えないもの」の事を考え続けて生きているのが日常となっています。
もう一度「言葉」という話に戻ると、まだ本や教えてくれる人がいなっかた時、人類はどのようにして言葉を生みそれを言語としたのでしょうか?
私たちはどのようにして出来たのか解りもしないその言葉に感情や意識を含ませて人を喜ばせたり怒らせたり、そして時に傷つけてしまう事もあります。
そんな言葉をまだ知らない赤ちゃんのこの時こそ、成長してしまったらもう絶対に戻れない瞬間であり神秘の最中なのです。
だからこそ、その神秘の最中であるその子の仕草には言葉では表せないからこその意味があるのだと思います。
したがって、私たちは単なる成長ではなく、「今まさに成長している瞬間に立ち会っている」と言っても過言ではないと私は日々感じています。
 
日々、当たり前に思い過ぎていて全く疑問にも不思議にも思わないこと。
そんなことを敢えて疑問に感じると、この写真にあるような瞬間がとてつもなく神秘な瞬間に感じ、自分ではもう感じることができない貴重な瞬間なのだと感じるに値します。
 

私は答えの見えないものにこそ面白さを感じます。
私からすればUFOも宇宙もそして「写真」も同じ部類に属します。
しかし答えが見えないからこそ、思い、悩み、苦しむこともあります。
しかし私が写真を続けてゆける理由の一つとしては、唯一写真には写っている人の「想い」を、そしてそれを撮る者の「想い」を乗せ、それとそれが合わさることで「一枚」となるからです。
 

















 

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