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『 Film 』
投稿日:2018/4/29
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Shonan photo by Kuroki
codi by Gomei
初めて憧れの一眼レフカメラを買ったのは、撮影スタジオに勤めて初任給を貰った時でした。
手にしたカメラはNikon F3、もちろんフィルムカメラです。
あれからもう18年が経ち、時代はデジタルに移行しました。
デジタルカメラはその撮影の環境が多少悪かったとしても被写体を鮮明に写し出す事が出来ます。
そのおかげで我々の表現の幅も大きく広がりました。
今のライフスタジオが存在するのもまさにこのおかげでしょう。
でも、初めてポジフィルムで撮った衝撃と感動は、今も忘れる事はありません。
その忘れられない理由は、フィルムならではの「質感」があるからです。
この「質感」を言葉だけで表現するのはとても難しい事でもありますが、その一つとして明暗の差が強く出る。という事が挙げられると思います。
その明暗を強く表現するために背景と被写体を一体化させました。
「明」は顔の輪郭を消し、「暗」は髪の毛の境目を無くす。
こうする事でカメラの判断能力をいい意味で鈍らせフィルムの曖昧さを表現します。
さらに、よりポジフィルムで撮ったかのよう表現するためにコントラストを付けるべき色を見つめ、
この写真で一番大切な「色」を丁寧に写しました。
その「色」とは彼女の生きる血潮です。
デジタルの時代に生まれ、フィルムを全く知らない世代もいるでしょう。
だからこそ、フィルムの世界をそして質感を絶やさないために、
残していかなければならない写真もあるのではないかと思います。
codi by Gomei
初めて憧れの一眼レフカメラを買ったのは、撮影スタジオに勤めて初任給を貰った時でした。
手にしたカメラはNikon F3、もちろんフィルムカメラです。
あれからもう18年が経ち、時代はデジタルに移行しました。
デジタルカメラはその撮影の環境が多少悪かったとしても被写体を鮮明に写し出す事が出来ます。
そのおかげで我々の表現の幅も大きく広がりました。
今のライフスタジオが存在するのもまさにこのおかげでしょう。
でも、初めてポジフィルムで撮った衝撃と感動は、今も忘れる事はありません。
その忘れられない理由は、フィルムならではの「質感」があるからです。
この「質感」を言葉だけで表現するのはとても難しい事でもありますが、その一つとして明暗の差が強く出る。という事が挙げられると思います。
その明暗を強く表現するために背景と被写体を一体化させました。
「明」は顔の輪郭を消し、「暗」は髪の毛の境目を無くす。
こうする事でカメラの判断能力をいい意味で鈍らせフィルムの曖昧さを表現します。
さらに、よりポジフィルムで撮ったかのよう表現するためにコントラストを付けるべき色を見つめ、
この写真で一番大切な「色」を丁寧に写しました。
その「色」とは彼女の生きる血潮です。
デジタルの時代に生まれ、フィルムを全く知らない世代もいるでしょう。
だからこそ、フィルムの世界をそして質感を絶やさないために、
残していかなければならない写真もあるのではないかと思います。
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