Photogenic


下関店
scrollable

投稿日:2026/7/15     更新日:2026/7/16

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世の中でいちばん邪魔なものはカメラだと思っています。

写真をただただ撮りはじめた頃からずっと、今でもなお。

小さな頃から写真が好きでした、でもカメラがどうしても邪魔だと思っていました。

 

大好きな人を目の前にして抱きしめたくなる瞬間にカメラなんて取り出せない。

本当に大切な人の本当に大切な瞬間は、きっとカメラなんて入り込めない。

目の前の人をただ見つめて、ただただ見ているうちにそんな瞬間は終わってしまう。

 

だからずっと「目がそのままカメラになったらいいのに、ウインクでシャッターがきれたらいいのに」と思ってきました。

いつの間にかメガネをかければそのまま写真が撮れるという小さな頃に夢見ていた世界になって、

カメラも衝撃的なくらい小さく軽量化され、スマホもすぐに起動でき、

昔よりも気軽に楽しかったり嬉しかったりかわいかったり、ありのままの大切な瞬間や思い出をたくさん残せる時代に。

それでも多分「気づいたら見とれていて過ぎていった瞬間」がまだきっと誰にでもあるような気がします。

だからこうしてあれだけ邪魔だと思っている、しかもまぁまぁガッチリ大きいカメラと共に今でも写真を仕事としているのかもしれません。

 

「カメラを出せないくらいの瞬間」を第三者として代わりに捉えて残すにはどうすればいいか、今でもまだ考え続けています。

誰かが誰かを大切に想う、その視点を、その感情を、少しでも残せるように。

 

自分の撮影スタイルとしてはその日その時、目の前の人がどうあるか、どうありたいか、どうするかをその場で見て感じて組み立てていく即興LIVEのようで、でもそれがすべてでもなく、一度出会ったことのあるお客様は自分自身の中にこう撮りたいという「なにか」があったりします。

 

七五三から撮影してきた子が20歳の女性となりました。

到着を待つ間、どんな撮影をしようか久々の湘南店をぐるぐる回り、良く見るようなポージングや作りこみすぎたものは彼女にはなかなか当てはめられずにしっくり似合わないことも知っていたし、雰囲気、シルエット、そしてコンディションも含めて、振り袖姿になった彼女を目の前にして状況次第で進めようと考えつつ、梅雨の合間の太陽を感じていました。

夏がはじまる頃のあたたかくやわらかい光が懐かしく、この場所で撮った小さな頃の彼女を思い出すような。

 

「この光が降り注ぐ感じの横顔が撮りたい」と、相方手塚さんに相談。

・あっという間に太陽が傾くから、到着後、一旦まずこの入り口に入りがてら撮る

・振袖できっと暑いから一瞬で撮る

・絶対似合う、絶対撮りたい

という執念にも似た気迫で手塚さんにスタンドインしてもらい調整して本番を迎えました。

 

車から降りてきてご来店した後、まだ降り注ぐ光の中で数秒、最初の1枚。

「なにか」は、わたしが彼女に対して感じてきた美しさであり、彼女のそばにいる大切な人がずっと見てきただいすきな横顔なんじゃないかと想像しながら。

日常を過ごす中でずっと見てきて、それでも残っていないもの。たくさんの写真が残っているけど、そういえば撮っていないもの。

そんな瞬間の中にも愛はあるような気もして、わたしが彼女に、そしてお父さんお母さんお兄ちゃんに届けたかった写真。

とてもシンプルで偶然そっと撮ったようですが、どこまでも考えてその瞬間が必然となるよう準備して撮影したので、この1枚は撮ったまま、そのまま、なにも手を加えていません。

彼女でなければこの写真は撮っていなかっただろうし、彼女だからこそ撮りたかったもの。

 

 

写真はもう撮るだけでなく、作る時代になっています。

背景は合成でき、いらないものは消せ、色味も変えることができ、光も付け加えることさえできて、笑っていない写真を笑顔にすることも可能です。

クリエイティブに楽しめる要素が増え、表現の幅も広がっていく中で、個人的に色々と楽しむことはありますが、ただ、今のところ「ライフスタジオ」という場所では空間を自分たちで作りだし、小物や衣装を揃え、光をとらえたり作ったりしながら、後からではなく「今」に集中し、目の前の人と瞬間にただただ必死で夢中になれているような気がします。

だからこそ温度、匂い、会話、どんな人だったのかまで記憶の中に残り、この場所に一緒にいる人だけが知っている秘密のような時間がうまれるようにも思います。

もしかしたらいつかは変わるかもしれませんが、今は今として、あとからどれだけ手を付け加えても表現できないものを掴めるよう、この場所だからこそ、わたしたちだからこその写真を考え撮り続けていきたいです^^

 

心を込めて 

20歳おめでとう!

 

Photo by kawano / Cordinated by yoh / Written by kawano

shonan(shimonoseki)

 

 

 

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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