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札幌白石店
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photogenic60

投稿日:2013/11/27

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人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。

 

前回、おむつ写真のフォトジェニックを紹介させて頂いたときにお話させて頂いた内容で、

撮影方法を私達の形式を用いて被写体の内容を捉えていくのではなく、被写体の内容に合わせて私達の形式を合わせていくということを意識的に実践していくことで、被写体を『人』として認識する幅が少し広がったように思います。

私達の形式には、『良い習慣』という側面があります。原本75CUTの質を安定させていくためには、まずこの側面が絶対条件になってきます。撮影を始めて1年くらいはこの部分に私自身集中してきたように思います。

お客様に対して誠意をもって、安心感のある写真を提供することです。具体的には、被写体を正しく真っ直ぐ撮影すること、自然光と蛍光灯を適切な量カメラに取り込むこと、被写体の体を不用意に切断しないこと、主体と副主体を明確にすること、全身上半身クローズアップを原本内で正しく表現すること、色のバランスをとること、ポージングの幅を広げていくこと、このような習慣を日々の撮影で意識して取り組んできました。

しかし、上記であげた良い習慣がある時期を過ぎると、『機械的な習慣』になってしまう危険性が生じてきます。これが、私達のジレンマであり立ちはだかる壁でもあります。

その機械的な習慣というのは、良い習慣を築きあげてきたからこそ身につくものであり、決して否定的に捉える必要はないと思います。では、どのようにその機械的な習慣を脱却すればいいのか?

良い方法として、用いているのは積み上げてきた習慣のアップグレードです。この方法を用いて、機械的な習慣に新しいエッセンスを加えていきながらより自分の形式を発展させていくのです。写真を常に変化させていくには、この繰り返しを自らの実践を通じて継続させていくことが必要になってくると思います。

 

今回の一枚で、被写体の瞬間的な内容をおさえる自身の瞬発力の理解度がアップグレードされたと考えます。今までは、被写体の完成された内容が美しい瞬間だと認識していましたが、その習慣を発展させていき、辿りついた事柄は、その完成される2秒前により人間らしい本質が隠されているということでした。被写体の手先の柔らかさや体のしなやかさ、目線など今まで気がついていなかった内容に私を近づかせてくれた気がします。そのおかげで、今回の一枚に出会えたのだと思います。

 

Photo by Ouchi codi by Morita in Koshigaya

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