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札幌白石店
Photogenic 54
投稿日:2013/9/28
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人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。
写真が発展していく原理を日常的な写真分析と技の習得と定義し、
この方法を取り入れながら常に見て、感じて、表現することを継続しています。
では、そもそも家族写真は何でできているのでしょうか?
父親
母親
長女
長男
次男
三男
表情
ポーズ
構図
光
バランス
隙間を作ること
隙間を埋めること
余白
家族の形
タイミング
声かけ
目線
撮影の流れ
被写体が増えていく順番
家族の歴史
思い出
コーディネーターの引きつける力
密着度
家族構成
コーディネート
関係性
被写体の身長や顔の大きさや手足の長さを把握
頭・手・顔・足の整理
体温
家族のイメージ
線の繋がり
幸福感
健康的な緊張感
私達との一体感
柔らかい雰囲気
上記であげたものは、分析の土台となる部分になります。
それらを認識し、撮影時にはそれを意識して取り組みます。
私達の生み出す声と汗は、ひとつひとつの構成要素に、魂を宿していきます・・・。
今回の撮影で新たな形を発見することができました。
当日の流れは、最初からこの形を作り上げたのではなく家族のひとり一人が増えていくような流れで撮影を進めていきました。
最初は、父親と長男と次男の3ショット、それに加えて3男も交えての男兄弟での4ショット、
その次は、母親と娘の2ショット、それに加えて3男も交えての3ショット、
その次は、父親と長女の2ショット、それに加えて子ども全員集合の5人ショット、そして最後に母親が加わります。
その次は、母と娘の2ショット、それに加えて子ども全員集合の5人ショット、そして最後に父親が加わります。
一組一組の関係性を確認することで日常的な生活感を感じ取りながら、
次のイメージを膨らましていきます。そのときに的確な被写体の情報が必要になってきます。
種類は大きくわけて二つあります。ひとつは、目に見える情報と、もうひとつは目には見えない情報です。
父と母の身長差はどのくらいなのか?どのような体型なのか?
コーディネートはどのようなシルエットが出て、どのようなポージングが適切なのか?
また、兄との関係性はどのようなものなのか?次男はこの家族構成の中でそんな愛を求めているのか?
4男が一番安心して撮影するためにはどのような配置がいいのか?父親の大きさをどのように配置したら家族の象徴として表現できるのか?様々な角度からあらゆる情報を整理していきます。
様々な関係性を重ね合わせたのちに、この形を完成させることができました。
このような分析は、無限でありしかし私自身の今の見えている範囲を的確に確認することができます。
これを続けていきながら新たな家族写真を探究していきたいと思います。
最後に、素敵なご家族に2年ぶりにお会いできたこの日に感謝を込めて・・・。
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