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札幌白石店
Photogenic 46
投稿日:2012/5/19
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人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。
目の前にあることを見ようとした時に、人はどこまで本当のものが見えるのか?
根本的な事を感じたい。。
そんな思いでクローズアップの写真を探してみようと、越谷店で撮影した写真を見ていました。
クローズアップは私も良く撮影する写真のひとつでもあります。
1シーンの最後の締めはこれというくらい、良く写される場合もあります。
クローズアップはとても奥が深くて、ひとつ間違えればただの顔が大きく写っている写真になってしまいます。
良いクローズアップとただ被写体に近寄って撮った写真の違いはどこにあるのでしょうか?
バランス・手・小物・イメージという単語を借りて考えてみたいと思います。
この写真は被写体の顔とティーカップと手のバランスが問題なく四角を埋めていると考えられます。
手の添え方も少し指示をして、両手で持つように話をしました。
ティーカップの取っ手を持つポーズと、持たないポーズとでは、どちらを選択するかで
違う写真になる可能性があります。
四角の中に(綺麗に)収めるという意味では手の整理というのが鍵になってきます。
写真を構成する要素を整理して、シンプルにさせ、そして凝縮したいという考えで指示をしました。
小物の存在のおかげでこの写真に強いインパクトを与えることができました。
縦写真のど真ん中にあるこのポイント(ティーカップ)のおかげで、
被写体の少し口が隠れている顔と、可愛く添えられた両手を繋いでくれているのです。
そして、カメラ目線の彼女にカメラマンのイメージを乗せて呼びかけました。
「美味しいの一緒に飲みたいね」
見えているようで、見えていない。
でもきっとこんな唇をしているのだろうなって。
「うん」って返事をしてくれた結んだ口。
頬っぺたが少し膨らんで見えます。
その頬っぺたと柔らかい光が重なりあって、この一枚の写真に温かさを与えてくれます。
ポージング+クローズアップ
KIDS撮影であれば、そのような演出は可能になってきます。
だからこそ、私達はどんなイメージをもって写真を撮るのかが重要になってくるのでしょう。
Koshigaya Photo by Ouchi Assistant Maehata
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