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札幌白石店
to photogenic 111
投稿日:2020/8/24
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私がライフスタジオで働くうえで心掛けていることの中に「お客様への思いやり」を常に意識するということがあります。この思いやりとは「お客様の立場にたって想像力を働かせ率先して行動する」ということです。今回はお客様がライフスタジオを知り予約を入れてくださり、撮影に足を運んでくれるまでのお客様の動向や心情を想像してみたいと思います。その想像を通じてお客様の立場をより深く理解していけたらなと思います。
ライフスタジオを象徴とするマインドに「美しさを表現し思い出を記録する楽しみの空間」という言葉があります。私たちはこれを日々どれだけ意識して働いているでしょうか?それを意識して働けるようになる為には、まずお客様が数ある写真館の中でライフスタジオ選んでくださった理由や過程を想像していく必要があると思います。
お客様がライフスタジオを知ってくださる方法はいくつかあると思います。
・ママ友パパ友からの口コミや紹介
・インターネット検索でライフスタジオを知る
・SNSの投稿や広告でライフスタジオ知る
・店舗イベントや体験会などでライフスタジオを知る
上記のきっかけがあり初めてお客様がライフスタジオの公式HPを見てくださると思います。そしてそこから…。
ライフスタジオはどんなスタジオなのか?
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どんな写真が撮れるのか?
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システムや料金はどういう感じか?
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どこに店舗があるのか?
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予約はどうやってすればいいのか?
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家族のスケジュールを確認して予約を取ろうと思うが予約が全然空いていない。
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でもライフスタジオ行ってみたい。
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行きたかった日よりだいぶ遅くなってしまうけど予約取れるかもう一回挑戦してみよう。
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21時最新枠公開…予約取れるかドキドキ…。
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やったー!!何とか予約取れた!!
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数日後、ライフスタジオから予約の確定の電話が来る。
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家族カレンダーに撮影日を打ち込む。
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撮影一ケ月前…SNSで#ライフスタジオのタグ付からどんな写真が撮れるか検索して妄想を膨らませる。予約が取れたことを紹介してくれた友達にも伝える。
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撮影2週間前…子どもたちがケガや病気にならないかソワソワしてくる。
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撮影1週間前…ライフスタジオから予約の確認電話が来る。持ち物の確認や質問事項を確認。そして天気予報とにらめっこ。もちろん子どもたちの体調面もソワソワ。
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撮影前夜…最終の持ち物確認と明日の出発の準備。着ていく服や朝ごはんの準備やお店の場所の確認。旦那さんにはなるべく早く帰ってきてもらいたい。そして明日の天気予報確認。
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撮影当日の朝…いつもより早めに起床。自分の支度はなるべく早く済ませる。朝ごはんを食べさせて片づけをしてもう一度天気予報とお店の場所を確認。遅刻しないように時間に余裕をもって出発。
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撮影15分前…初めていくライフスタジオは土地勘のない道なのでこれで合っているかどうか不安…HPのMAPページを見ながら何とかスタジオに到着。しかし…子どもたちは車の中で爆睡。ギリギリまで寝かせて体力を蓄えさせよう。
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予約時間ちょうどにスタジオのピンポンを鳴らす…ドキドキした気持ちで玄関の扉が開く。そこへ現れたのは爽やかな笑顔と挨拶で出迎えてくれた優しそうな雰囲気のスタッフさん。
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子ども達はスタジオに入った途端楽しそうにお部屋を探索。そんなにうろうろしないで…物とか壊さないかドキドキしながら撮影の流れを決めたり衣装を決めたり親切にスタッフさんが進行してくれる。
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撮影スタート…子どもたちがスタッフのお兄さんお姉さんと仲良く遊び始めた。今まで写真館で見せたことのない無邪気な表情と笑え声がスタジオ内こだまする。そんな様子を後ろから眺めながらホッとしたのは束の間…次は家族写真ですよと突然親の私たちの出番に緊張。なぜか子どもたちがその様子を見て笑いかけてくれた。恥ずかしいけどとても嬉しい時間の始まり…撮影続く…。
このようにお客様がライフスタジオを知ってくださり撮影が始まるまでのお父さんお母さんの行動や心情をできる限り具体的に想像してみました。私自身このような想像を元に、電話対応をするときの声のトーンや質問内容を事前に考えておきます。またお出迎えの瞬間の心構えやカウンセリングの時の進め方などお客様の気持ちを想像したうえで一つ一つ丁寧に行動していく事が大切だと考えています。そしてそんな思いやりが冒頭で話した「美しさを表現し思い出を記録する楽しみの空間」に繋がってくると考えます。
この思いやりはカメラマンの時でも同じです。ライフスタジオで撮影をするという今日の日までお父さんお母さんが子どもたちへどんな愛情を注いでいたのか想像すること。お父さんもお母さんも朝早くても夜遅くても仕事や家事を頑張ってきたりしたことを想像すること。そして大変な思いをして予約を勝ち取ってくださったことも。ですが子どもたちはそんなことは知りもせず毎日目の前のことに一生懸命です。でもそれでいいのです。そんな風に子ども達が楽しそうしている光景を見ているだけでお父さんもお母さんも心が満たされて幸せというものを噛みしめられるのです。
今回の1枚は13歳と10歳の姉妹が楽しく会話をしている1枚です。市川店のメインフロアーにある格子を上手く取り入れた姉妹ショットです。初見では普通に良い姉妹ショットに受け取られがちですがこの写真を丁寧に見てみると、姉妹の手足や腕のポーズが絶妙に自然に作られています。10歳くらいの年齢はもう大人と同じくコミュニケーションが普通に取れるので、ただポーズだけを指示するとぎこちなさや硬さが出てきてしまいます。なのでこの年齢でここまで自然に仕上げるのは容易ではありません。カメラマンの技術の高さを感じます。さらに姉妹の表情と目線がもっとも良いタイミングで切り取られているので写真を見る側はより仲の良い姉妹のイメージを想像しやすいです。更に望遠カメラで姉妹ショットを撮影したことにより後ろの背景が綺麗に抜けているので被写体と格子が際立って見えます。この効果により被写体と格子の愛称を更に高めてくれます。例えばこれが標準レンズだったとしたら後ろの背景も鮮明に写り、更に被写体と格子もしっかり映り込んでくるので写真全体が重たくバランスの良くない印象になると想像できます。
写真を写すことも、お客様へのおもいやりがあってこその仕事だと思います。話が長くなってしまいましたが良い写真を撮るためには想像力という技術を磨いていく事。これからのライフスタジオに必要ではないかと考えます。
location:ライフスタジオ市川店
photo:新井梨紗
write :大内あかね
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