2020.3.11

9年前の今日は成城店で働いていて撮影がちょうど終わったところでした。

大きな揺れを感じたとき3階建ての1階に私は居て3階にお客様とスタッフが居て早く外に避難しなきゃと急いで階段を駆け登った記憶が残っています。

泣き叫ぶ赤ちゃんの声とご不安なお客様の様子を目の前に…とにかく落ち着いて安全確保をしなきゃとそれだけを考えてバタバタとしていました。

そして余震が落ち着いて次に思い浮かんだのがご飯の事でした。

急いでおにぎりとオムツを買いに行きました。

皆んなでおにぎり食べたら少し安心できた気がしました。

スタジオにテレビはなくその当時はsnsがそこまで普及していなくmixiぐらいだったので今のように最新の情報はあまり得られず電話も回線がパンクしていて繋がらず何が起きているのか正直よく分からない状況でした。

電車が止まっていたので帰宅できないお客様とスタッフと皆んなでスタジオに泊まりした。

夜、余震がある度にスタジオにある貝殻の飾りがぶつかり合ってガラガラと嫌な音がしていました。

余震、嫌な音、寒さ、怖さでほとんど寝れませんでした。

朝起きて何とか帰宅できてテレビをつけると信じられない光景に言葉がなく…一人暮らしの私には耐えられない恐怖がありました。

3.11は様々なことを変えてしまいました。

あの日から9年。

毎年この日に皆んなで空の写真を撮ってそれぞれの想いをブログにあげようと始まりました。

今もそれを続けている仲間がいてその姿を見て胸が熱くなります。

9年という月日の中で毎年祈るこの日に積み上げてきたそれぞれの想い。

みんな同じ気持ちなんだなと励まされます。

支え支えあう良い社会が続くように強く思うばかりです。