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労働と人生の一致~葛藤編~

投稿日:2019/7/26

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前回のブログの続きになります。

https://www.lifestudio.jp/studio/koshigaya/staff_blog/ouchi/168406

入社して三年を過ぎると日常的な業務や撮影にも慣れ会社の雰囲気にも慣れてくる頃だと思います。その当時の私はライフスタスタジオでの教育を通じてこの会社は仲間や自分自身が成長することでそれが会社の価値となり利益に繋がる。だからスタッフの成長を応援してくれる会社なんだ!!成長してお給料がもらえる。これが仕事だなんてとても素敵な会社なんだろうと思っていました。(←かなり楽観的)でも今思うとそれはあながち間違っていなかったかと思います。入社当初に質問された何のために働くという質問の意味さえ分からなかった私が数年経って会社での教育や先輩たちの働く姿をみながら自分なりにぼんやりと答えが出たというのは素晴らしい進歩だと思います。

入社当時の定義→『何のために働く=意味が分からない』

入社して3年の定義→『何のために働く=自己成長するため』

ですが・・・

ここからが本当の意味でのはじまりでこれまでは準備運動の期間でした…。

私のことを昔から知っている方はご存じかと思いますが、実はライフスタジオを一度退社しているのです。こんなに偉そうな話をしていて…一度辞めているなんて。はい。これから私の話はしくじり先生的な感じで、いい意味で反面教師で聞いて頂けたらと思います。

そして気になる辞めた理由…。単刀直入に申し上げますと『自己成長のプレッシャーに負けてしまったからです』ライフスタジオは素晴らしい会社です。自分が潜在的に求めていた理想的な会社だったと思います。しかしライフスタジオのことが分かればわかるほど自分の理想と自分の現実のギャップが広がっていきました。成長するために掲げた目標を果たして本当に達成できるのか?言葉だけ達者になり行動が伴わないかも…などなど自分の中での悩みが日に日に大きくなり何をしても苦しい日々が続き…せっかく周りのみんなが作ってくれた居場所に居ることが辛くなってしまったのです。

退社後一年でまたライフスタジオに戻って来させていただきましたがこの間に沢山の方々に迷惑をかけてしまいました。一人の社会人が短期間の間に会社を行き来するということは思っている以上に大変なことです。出戻りという経験を通じて自分が思っている以上に社会や会社に守られているということを実感しました。当たり前の話ですが社会人として責任ある行動は大切ですが今思うとその当時必死に悩みもがきながらも自分の意志で働くという事について選択をしたという経験は今後の人生にとって貴重な経験となりました。

社会人になってから自分の意志で自分の人生における決定をしていくという機会はそう多くありません。だからこそ自分がどのような考えをもって選択をするかということはとても大切です。そして痛感しました…。何のために働くという絶え間ない問いかけは環境を変えても条件を変えても避けて通れない命題だということを…。

このような経験を通じて何のために働くという問いかけは私の中で身の丈に合った理解をしなければいけない。会社の教育だから質問の答えを探すのではない。何のために働くということを考えることは自分の人生にとって必要なのだということが悩みながら見えてきました。つまり自分の“人生”と“労働”ということがものすごく密接に関わっているということを身をもって経験することができたのです。

この気付きが自分の中では大きな物事と物事の繋がりに気が付かせてくれました。

入社して5年の定義を一言で整理しようと考えた結果…『何のために働く=それだけを考えるのではなく、どうやって生きたいかも一緒に考えることが必要』と少々長めになりましたがその気づきが一番大きな収穫でした。

(TOPの写真は一度退社した時に開いて頂いた送別会の時の写真です…)

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