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投稿日:2017/12/30

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新横浜店写真分析

人に写真に自分自身に深く入っていきたい
 
 
写真の構成要素で必ず欠かせないものの中に『光』があります。
光が無くては写真は映し出せません。それはカメラの構造上の話にもなりますが
それ以上に被写体の美しさを最大限引き出してくれる一番重要な要素が『光』です。
 
カメラマンになると必ず今日の天気が気になります。
それは光が写真の良しあしを決めるからです。
光は季節や時間帯によっても変化します。
その変化も自然の流れなのでそれに合わせて撮影を工夫しなければなりません。
しかし、雨の日や夕方の遅い時間では天気のいい日と同じような光を確保することはできません。
 
つまり光を創らなくてはいけません。それは蛍光灯をただ使えばいいということではなく
光の量、光の強弱、光の向き、光の角度、光の色味、光の質感、光の持つイメージ
これらの光の性質を見極めてどのように表現するかが重要になってきます。
天気のいい日はそこまで光の性質を注意深く意識せずとも
ある光の中でシャッターを押せばカメラに一定の光が取り込まれるので
光を見る目はそこまで必要としません。
しかし、天気の悪い日こそ先ほど話した技術が必要とされます。
また、技術だけではなくどのような写真を撮りたいかというイメージが必要になります。
 
今回の一枚は完全に日が暮れて夜になったフォレストという名のインテリア空間で
何とか照明を工夫して良い写真が撮れないかと試行錯誤した時に
今回使用する光をオレンジ色の光のみにしてみました。
これは蛍光灯の種類の中でも電球色にあたります。
照明と言ってもその色は様々な色があります。
蛍光灯には3種類の色があります。昼光色、昼白色、電球色が代表的なものになります。
更にもっと細かく分けると
(こちら側ほど青っぽい)
 昼光色
 昼白色
 白色
 温白色
 電球色
(こちら側ほど赤っぽい)
ここ最近では健康をサポートする光色として桜色もあるそうです。
今回の撮影で使用した証明は暖色の電球色になります。この色の特徴は
夕日を思わせる赤みをおびた光が印象的で心身をリラックスさせたり安らぎを演出させます。
また、オレンジ色の電球色は食事がおいしく見えたり集光性が高い光源であれば
陰影がさらに強く現れるので食卓をドラマチックに演出することもできるそうです。
 
このような特徴とインテリアのフォレストとの融合で閃いたイメージが
『夕焼け小焼け~森の公園~』でした。
夕日というと一日の終える少しセンチメンタルな面
そして、背中から浴びる残りわずかな太陽の温かさこのような人の心情のようなものを
少しでもこの環境で表現したいと考えました。
 
今まで暗い日の撮影に対して、ここまで新しい光で挑戦して撮ることをしてこなかったです。
というよりも止まっていたという表現の方が正しいです。
ですが今回の挑戦でまた新しい光の表現の可能性が見えた気がします。
今回は全身写真ですが他にも上半身とクローズUPの写真もいくつかあるので
引き続き今回のシーンは一枚づつ丁寧に分析と規定をしていきたいと思います。
 

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