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投稿日:2017/8/28
2036 1
新横浜店写真分析
人に写真に自分自身に深く向き合きあっていきたい
人に写真に自分自身に深く向き合きあっていきたい
私をこんなにも虜にしたYui。
出逢ってすぐにわたしに心を差し出してくれた。
一緒に撮影に入ってくれたおいちゃんには、『なるべくそのままで』というわたしの一言以降、
全てを任せてくれるという答えを返してくれた。
Yuiと私はほぼ二人きりの空間で、ただただわがままに私がYuiを眺める時間が続いた。
そして、私はただただ無心シャッターを押した。
彼女の自由でしなやかな美しさを眺めて、感じて、シャッターを押すという贅沢な時間が続いた。
ライフスタジオという職業を勤めて以来、商業写真という固定概念を持っている自分を認識した。
具体的に言うとお客様という対象で被写体を見ている自分を確認したということである。
お客様から利潤を受け取り、私はお客様の希望する商品を提供する側として仕事をする。
よってお客様の欲しい写真を提供するという受動的な発想になる。
そして、お客様へ満足を提供することが自分の仕事だと錯覚するようになる。
それが当たり前だと思っていた時期もあった。
しかし、それ以上にライフスタジオは『感動』を提供する写真館だという
また新たな固定概念が自分の中で芽生えてきたことで、
以前に抱いていた商業写真という固定概念を抱いていた自分を知るようになり葛藤が始まり
そこから自分の世界観というものの原点が始まった。
では、被写体の前でカメラをもって写真を撮る自分は何者なのか?
という問いが始まったのだ。
カメラマン?
ライフスタジオのスタッフ?
担当者?
それとも・・・
親戚のお姉さん?
友達?
家族?
いろいろ当てはまるが、今しっくり来ているのは『大内あかね』という一人の人としてしてである。
人として写真を撮れる人でありたい。極力・・・。
今回の写真は基本的にタブーとされている、顔と腕がかぶっていて顔が顔として見えない写真であり
商業写真的にはボツ写真としてくくられるであろう。
しかし、それが私にはごくごく自然に見受けられたのだ。
それ以上に、Yuiの持っている黄色い鳥のおもちゃの輪郭とYuiのくちびるの少しとがった仕草が
シンクロしているキュートさがたまらなく愛らしかったし、
彼女の動きが何物にも邪魔されないありのままの姿のようでそれがとっても美しかった。
もし、カメラマンとしての目線であればその動きを止めできれば反対側の手で
黄色い鳥を持ちなおさせ、手と顔が被らないように撮影を中断させ被写体の自由を奪ったかもしれない。
しかし、それは商業写真を記録する者の判断である。
今回Yuiに出会って、Yuiがわたしを軽くさせてくれた。
そんな人と出会えることは滅多にないことであり、私のわがままに付き合ってくれた店舗のみんな
一緒に撮影に入ってくれたおいちゃん
そして、そんなYuiと私のやりとりを愛おしく見守ってくれて
心から感動をしてくださったご夫婦に感謝しかありません。
また、会いたいとわたしから言わせてください。
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