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投稿日:2017/4/15
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人に写真に自分自身に深く入っていきたい・・・
写真を抽象的に表現しようと考えたとき、まず言葉の意味から紐解こうと考えた。
抽象化とは、一般的に思考における手段の一つである。
対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する方法でもあるという。
つまり、対象の本質を生み出しそれだけに集中するということである。
今回の一枚の写真は家族写真である。その本質は『関係』である。
この世の中、関係とひと括りに言っても様々なことが関係しています。
その中でよく聞くのが、ヒト・モノ・カネの関係である。人生の中ではどれも必要なことではあるが
ライフスタジオという会社が一番大切にしているのは何かというとそれは、『人』である。
そして、一人の人から始まったライフスタジオが様々なことと深く関係し、今こうして10年経ったときに
その関係の蓄積を確認することができたのだ。その蓄積の実態は『人の存在』であった。
その人の存在というのも、2つの種類に分けることが出来る。一つは、お客様。もう一つは、構成員である。
なかでも、お客様を対象としたライフギフトという事業の中では、
『家族の絆』というものを軸にその一日のプログラムも構成され、
実際体験できることで絆が深まり、感動した一日を創り上げることができる。
中でも、ライフギフトの撮影スタイルは特殊だ。それにはちゃんとした理由がある。
親の愛情を超えて、お父さん、お母さんも一人間として自分の存在の美しさを再確認することが
狙いだからである。また、関係を美しく表現する撮影スタイルを誠実に行う過程がまさに、
ライフスタジオらしい撮影文化でもある。
だから、ライフギフトでは基本的にお子様のソロの写真は撮らない。
逆に父親のソロ、母親のソロ、そして夫婦写真は必ず撮影する。
その流れで、パパと子供達。ママと子供達など。家族内で繋がれる様々な関係の糸を表現する。
これはまさに、写真一枚で家族の関係を表現するというよりは、
総合的に家族の関係を表現するというストーリー性のある写真の追求する私なりの撮影スタイルである。
この一枚の写真は、まさに父親と子供達の関係を表現した一枚である。
この写真のポイントは被写体の表情です。
表情
あるカメラマンは、言いました。家族写真というのは、家族が一緒に笑う時を待ってシャッターを押すのだ。
家族にカメラが向けられているときは、誰かが笑わせてあげることで笑うようになるが、
家族が一つになり瞳を閉じて幸せを連想すれば自然に笑みがこぼれる。
最初は緊張気味のお父さんの表情も子供達が膝の上にすれば、なぜだか表情がほころぶ。
私は、この写真に写っているみんなの表情を眺めることが幸せだった。
人の心を開いて、人の心に温かい風を届けるために写真というのはいい役割を果たしてくれる。
私はあり難いことにそれが職業として勤まっているので本当に幸せだ。
人生の中で良い関係を気づけているということは、
それが自体が幸せという普遍的な価値と呼ぶことが出来るだろう。
関係は目に見えるのではなく、感じること、感じさせてあげること。
これに尽きるのではないだろうか。
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