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札幌白石店
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to photogenic 84
投稿日:2016/12/15
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人に写真に自分自身に深く入っていきたい・・・
私はこの仕事を始めて、大きく変わったことがあります。
それは何かというと、元々これといった趣味がない私が『写真』という
取り柄を見つけることができたのです。
この取り柄が無かったら、今まで出会ってきた人達とも出会うことも無かっただろうし
30歳を過ぎても、その取り柄が何かを探し続けていたかもしれません。
でも、この取り柄のお陰で私は少なからず成長できたと思っています。
ライフスタジオで働いて8年、この取り柄のお陰で私は自分が何者かを知りました。
一つは、人に愛をもって接しようとしている人間だということです。
それができているかという点ではまた別の話になりますが・・・。
そのような心を持って、相手に接しようという姿勢の持ち主だということです。
最初はそのような自覚はありませんでした。むしろ、私は自分のことしか考えられない人間だと思っています。
ですが、それを自然に自分に教えてくれたのはやはり今までこの取り柄を通じて出会ってこれた人たちのお陰です。
カメラマンデビューをして数年、有難いことにまた大内さんに撮ってほしいというご家族が現れたのです。
その時の喜びは今でも忘れません。うまく言葉では言い表せませんが、自分を認めてもらったように感じることもできましたし、こんな自分で良いのかという不思議な気持ちにもなりました。
そこから何年もの付き合いになり、今では毎年会うことが恒例行事にもなっていたりします。
そんな中、ここ最近は光栄なことに一緒に働くスタッフの家族の写真を撮らせてもらう機会が増えました。
今回の一枚は、越谷店で一緒に働く趙さんファミリーです。
冒頭にも話しましたが、私には写真という取り得ができました。そして私はそこから、より人に愛を持って接することのできる人間になりたいと強く思うようになりました。
そして今では、その撮り得が新しい出会いを運んでくれています。
私にとって、共に働く仲間の家族と交流をして、その家族の思い出を記録させていただく経験というのは、
特別なことではありません。むしろ、そうしてあげたいという気持ちが強いかもしれません。
それは、私のモットーである『家族愛』があるからだと思います。
私は、仕事においても、プライベートにおいても『家族愛』を大切にしています。
仕事面では、共に働く仲間とは血は繋がっていませんが、
家族のように相手を大切に想い一緒に生活をするように仕事をしたいと考えながら勤めています。
些細なことかもしれませんが、スタッフの皆で食べる朝ごはんや仕事の合間につまむおやつなども
なるべく栄養があったりする物だったり、飽きないようなメニューにしたりと工夫をこらしています。
そんな積み重ねが、時として店舗内の雰囲気を和ませたりするのではないかと考えているからです。
そのような想いの積み重ねが、私の考える人に対する愛情を深くさせてくれているのかと思うと、
周りにいる人から得ている愛が私を愛する人へと変化させてくれていると考えます。
ですので、特に身内(スタッフ)の家族を撮影させて頂く時は、
いつもの撮影とはまた違った新鮮な気持ちで撮影をさせてもらっています。感謝の気持ちを込めて一枚一枚。
私は、この一枚を趙さんがすごく良いと言ってくれた時、最初はそこまでではなく、流れの中の一枚かなと普通に思っていたのですが、撮影後、趙さんがこの時に撮影した写真を自分の携帯の待ち受け画面にしてくれていました。
そんな姿が私の心を温かくしてくれました。
数日経って、もう一度あのときに撮影した写真を見返したときに、新しい視点で写真を見ることができました。
それは趙さんの立場にたって写真を眺めることができたのです。
この写真は一見見ると普通の写真に見えるかもしれません。
ですが、家族の立場でこの写真を眺めてみるとまた新しい気づきがありました。
それは、この一枚に写るカナエさん(奥様)とヒナちゃん(娘さん)の存在が一番愛おしく感じるパパさん(趙さん)の立場で見ると、この一枚は、自分を見てくれている『真っ直ぐな愛』として認識されるのです。
ポイントとしては、被写体の体のラインの美しさです。
これは、趙さんが言っていた話なのですが、カナエさんには二つの魅力があると言っていました。
強い美しさと、柔らかい美しさ二つがあると言っていました。
一つは、家の中でリーダーシップを取る強さのことを意味しています。
もうひとつは、社会の中で見せる女性らしい優しさのことを意味しています。
この一枚は後者の女性らしい優しさを表現しています。
普段、カナエさんは家ではナチュラルメイク、生活しやすい洋服だという話を聞きました。
ですが、家の外を一歩出れば、家の中では見せない一人の女性としての魅力を感じると趙さんは言っていました。
それが、この一枚ではより美しく表現されていると思います。
それは、被写体の体と首のラインの自然なバランスです。
体のラインと首の角度という関係は特に成人女性を美しく撮る時には非常に大切になってきます。
基本、女性はカメラマンに対して面を真正面に見せるよりも体を半身にしてなるべく体の面を薄く見せるようにします。
そして、首を左右どちらかにかしげ顔の輪郭が三角になるように調整をします。
このときに肩と首は平行になるのがポイントです。
この写真では、カナエさんの首がカメラマンから見て左に傾げられています。
そして肩も同じく右肩が上がって左肩が下がっています。
このように首の角度と頭の角度を平行にすることによって女性らしいラインを作ることができます。
そこへヒナちゃんがカナエさんの腰周りに抱きつくことによってより、カナエさんの体の面積がヒナちゃんと同化して
より体のラインが自然と強調されるよう表現されました。
そして、この写真の最大のポイントは被写体の目線です。
カメラ目線という一般的な目線です。
ですが、それがこの写真を決定的なものにしてくれました。
なぜならば、被写体の二人が同じようにカメラ目線をすることによって二人が何と目を合わせているのか
連想させやすいと考えます。
ふたりが、何と目を合わせているのかというとそれは『パパ』の存在です。
ですが、この写真にパパという存在は写っていません。
写っていないけど、その存在を感じることができる最大の理由は被写体の目線だと考えます。
この写真をパパが見たときには自分と目が合っていると受け取ることができます。
なぜならば、カメラ目線を通じて二人の存在がストレートに伝わってくるからです。
お客様が、カメラ目線を好む理由も同じです。
我が子の視線が何よりもその子が存在しているという愛情を真っ直ぐに受け取ることができると思います。
このように、カメラマンというのは最大限その家族の一員にならなければなりません。
血は繋がっていなくとも、想いを寄せることはできると考えます。
カメラを向けるあなたの存在が自分にとって大切な人のように向き合い
その人たちの幸せを願うことは、私の取り得を確固たるものにしてくれました。
このように、写真を通じて、仲間、そして仲間の大切な人との交流を通じて
新しい気づきを齎してくれるというのは、私にとっては最高の贈り物だと思っています。
その贈り物が、次の人へ届くよう私はもっと深い人間になっていかなければなりません。。
私はこの仕事を始めて、大きく変わったことがあります。
それは何かというと、元々これといった趣味がない私が『写真』という
取り柄を見つけることができたのです。
この取り柄が無かったら、今まで出会ってきた人達とも出会うことも無かっただろうし
30歳を過ぎても、その取り柄が何かを探し続けていたかもしれません。
でも、この取り柄のお陰で私は少なからず成長できたと思っています。
ライフスタジオで働いて8年、この取り柄のお陰で私は自分が何者かを知りました。
一つは、人に愛をもって接しようとしている人間だということです。
それができているかという点ではまた別の話になりますが・・・。
そのような心を持って、相手に接しようという姿勢の持ち主だということです。
最初はそのような自覚はありませんでした。むしろ、私は自分のことしか考えられない人間だと思っています。
ですが、それを自然に自分に教えてくれたのはやはり今までこの取り柄を通じて出会ってこれた人たちのお陰です。
カメラマンデビューをして数年、有難いことにまた大内さんに撮ってほしいというご家族が現れたのです。
その時の喜びは今でも忘れません。うまく言葉では言い表せませんが、自分を認めてもらったように感じることもできましたし、こんな自分で良いのかという不思議な気持ちにもなりました。
そこから何年もの付き合いになり、今では毎年会うことが恒例行事にもなっていたりします。
そんな中、ここ最近は光栄なことに一緒に働くスタッフの家族の写真を撮らせてもらう機会が増えました。
今回の一枚は、越谷店で一緒に働く趙さんファミリーです。
冒頭にも話しましたが、私には写真という取り得ができました。そして私はそこから、より人に愛を持って接することのできる人間になりたいと強く思うようになりました。
そして今では、その撮り得が新しい出会いを運んでくれています。
私にとって、共に働く仲間の家族と交流をして、その家族の思い出を記録させていただく経験というのは、
特別なことではありません。むしろ、そうしてあげたいという気持ちが強いかもしれません。
それは、私のモットーである『家族愛』があるからだと思います。
私は、仕事においても、プライベートにおいても『家族愛』を大切にしています。
仕事面では、共に働く仲間とは血は繋がっていませんが、
家族のように相手を大切に想い一緒に生活をするように仕事をしたいと考えながら勤めています。
些細なことかもしれませんが、スタッフの皆で食べる朝ごはんや仕事の合間につまむおやつなども
なるべく栄養があったりする物だったり、飽きないようなメニューにしたりと工夫をこらしています。
そんな積み重ねが、時として店舗内の雰囲気を和ませたりするのではないかと考えているからです。
そのような想いの積み重ねが、私の考える人に対する愛情を深くさせてくれているのかと思うと、
周りにいる人から得ている愛が私を愛する人へと変化させてくれていると考えます。
ですので、特に身内(スタッフ)の家族を撮影させて頂く時は、
いつもの撮影とはまた違った新鮮な気持ちで撮影をさせてもらっています。感謝の気持ちを込めて一枚一枚。
私は、この一枚を趙さんがすごく良いと言ってくれた時、最初はそこまでではなく、流れの中の一枚かなと普通に思っていたのですが、撮影後、趙さんがこの時に撮影した写真を自分の携帯の待ち受け画面にしてくれていました。
そんな姿が私の心を温かくしてくれました。
数日経って、もう一度あのときに撮影した写真を見返したときに、新しい視点で写真を見ることができました。
それは趙さんの立場にたって写真を眺めることができたのです。
この写真は一見見ると普通の写真に見えるかもしれません。
ですが、家族の立場でこの写真を眺めてみるとまた新しい気づきがありました。
それは、この一枚に写るカナエさん(奥様)とヒナちゃん(娘さん)の存在が一番愛おしく感じるパパさん(趙さん)の立場で見ると、この一枚は、自分を見てくれている『真っ直ぐな愛』として認識されるのです。
ポイントとしては、被写体の体のラインの美しさです。
これは、趙さんが言っていた話なのですが、カナエさんには二つの魅力があると言っていました。
強い美しさと、柔らかい美しさ二つがあると言っていました。
一つは、家の中でリーダーシップを取る強さのことを意味しています。
もうひとつは、社会の中で見せる女性らしい優しさのことを意味しています。
この一枚は後者の女性らしい優しさを表現しています。
普段、カナエさんは家ではナチュラルメイク、生活しやすい洋服だという話を聞きました。
ですが、家の外を一歩出れば、家の中では見せない一人の女性としての魅力を感じると趙さんは言っていました。
それが、この一枚ではより美しく表現されていると思います。
それは、被写体の体と首のラインの自然なバランスです。
体のラインと首の角度という関係は特に成人女性を美しく撮る時には非常に大切になってきます。
基本、女性はカメラマンに対して面を真正面に見せるよりも体を半身にしてなるべく体の面を薄く見せるようにします。
そして、首を左右どちらかにかしげ顔の輪郭が三角になるように調整をします。
このときに肩と首は平行になるのがポイントです。
この写真では、カナエさんの首がカメラマンから見て左に傾げられています。
そして肩も同じく右肩が上がって左肩が下がっています。
このように首の角度と頭の角度を平行にすることによって女性らしいラインを作ることができます。
そこへヒナちゃんがカナエさんの腰周りに抱きつくことによってより、カナエさんの体の面積がヒナちゃんと同化して
より体のラインが自然と強調されるよう表現されました。
そして、この写真の最大のポイントは被写体の目線です。
カメラ目線という一般的な目線です。
ですが、それがこの写真を決定的なものにしてくれました。
なぜならば、被写体の二人が同じようにカメラ目線をすることによって二人が何と目を合わせているのか
連想させやすいと考えます。
ふたりが、何と目を合わせているのかというとそれは『パパ』の存在です。
ですが、この写真にパパという存在は写っていません。
写っていないけど、その存在を感じることができる最大の理由は被写体の目線だと考えます。
この写真をパパが見たときには自分と目が合っていると受け取ることができます。
なぜならば、カメラ目線を通じて二人の存在がストレートに伝わってくるからです。
お客様が、カメラ目線を好む理由も同じです。
我が子の視線が何よりもその子が存在しているという愛情を真っ直ぐに受け取ることができると思います。
このように、カメラマンというのは最大限その家族の一員にならなければなりません。
血は繋がっていなくとも、想いを寄せることはできると考えます。
カメラを向けるあなたの存在が自分にとって大切な人のように向き合い
その人たちの幸せを願うことは、私の取り得を確固たるものにしてくれました。
このように、写真を通じて、仲間、そして仲間の大切な人との交流を通じて
新しい気づきを齎してくれるというのは、私にとっては最高の贈り物だと思っています。
その贈り物が、次の人へ届くよう私はもっと深い人間になっていかなければなりません。。
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