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札幌白石店
scrollable
to photogenic79
投稿日:2016/9/16
3095 0
『二人の10年後・・・』
人に写真に深く入っていきたい・・・
実はあなたを10年前から知っています。
もちろん、あなたのお父さん、お母さん、妹さんも知っています。
でもあなたは私たちの事を知るはずが無いので、もう一度言わせて下さい。
『あなたに会えることを心待ちにしていました』
そして、もう一言・・・。
初めての出会いからずっと思っていましたが、あなたは私たちにとって大切な家族です。
数ある写真館の中であなたが私たちを見つけて下さったのも何かの縁だったかもしれません。
そして、そこから毎年会えるという喜びは言葉で表現することが簡単ではない感情の連続でした。
毎年の再会であなたが成長していく姿を見て、私たちももっと成長しようと思いました。
あなたに可愛い妹ができたときは皆で喜びを分かち合いました。
あなたが何かに挑戦していると知ったら、皆で応援をしました。
あなたは変わりなく健康でいますか?
今度会える時は、どんなことを話そうかな?
もしかして、悩みの一つやふたつ抱えていたりするのかな?
気がついたらあなたの存在が私たちの心の中にいました。
私たちライフスタジが考えるいい写真とは、そのような相手を見つめる態度で決定されると考えます。
例えば、あなたを赤の他人だと思ったら、写真もそのように反映されます。
目で見えることだけを映し出します。つまり外見だけのあなたを見るのです。
人間関係もそうですが、外見が良い人もいいと思いますが、
やはり人は中身も重要だという話を良く聞きます。
それというのも結局、人を見る時には人の内面をよく理解することで相手を本当の意味で知ることができます。
つまり、カメラを向ける私たちもそのように、相手の内面も良くみて相手の魅力に注目し
それを短い時間の中で発見できるよう人に集中することが私たちの仕事です。
欲を言うともう一つ、理想なのは私たちがカメラを向けたとしてもあなたが緊張しないことです。
だから、話すようにシャッターを押す。そう心がけています。
では、それをどのように実践したら良いのでしょうか?
次は技術的な面で話をしていきたいと思います。
皆さん、パーソナルスペースという言葉を聞いたことがありますか?
それは何かと言うと、例えば好きな人が近くに来た時に、ドキッとときめいた経験があると思います。
反対に、なんとも思っていない人が近くに来たり、満員電車で他人とくっつかなければいけない時には、
不快な気持ちになったことがあると思います。自分の気持ちやその人との関係性によって
人には許せる空間があり、その空間をパーソナルスペースといいます。
これには4つの分類があります。
一つ目は、ごく親しい人に許される空間で密接距離です。
二つ目は、相手の表情を読み取ることが出来る個体距離です。
三つ目は、体には触れませんが会話が出来る社会的距離です。
四つ目は、複数人を見渡すことが出来る公共距離です。
このように見ると私たちは普段様々な人たちと交流し様々な距離感を保っています。
では、今回の一枚は何番目の分類に当てはまるでしょうか?
写真に写る二人の関係は父親と息子の関係です。
私が考えるに血縁関係の家族であっても時と場合や年齢、その時の心情によって
お互いに心地よいと感じる距離感は異なってくると考えます。
そのような考えを元に、今回は二つ目の表情を読み取ることが出来る個体距離で設定をしました。
そして、お互いこちらに座ってください。そしてお互い10年後の姿をイメージしてお互い見詰め合って下さいと声かけをしました。
わたしが見つめた二人はとても似た笑顔でお互いを認め合う光景でした。
その瞬間・・・私には見えました。その優しいまなざしが・・・。
それを確認した直後、私はとっさに、四角の中に移りこむ被写体の面積と余白(白い部分)とのバランスを
望遠レンズで切り取り、余分な空間を省き圧縮しました。
つまり、ポイントはトリミングです。
トリミングはカメラマンが何を伝えたいか?の場合に意図的にそのポイントに目線が行くように効果を齎すことができます。
ですので今回は、写真をぱっと見たとき最初に白い余白の部分に視線が向く効果を予測しながらシャッターを押しました。
そして、その効果を通じて私の考えが伝わるよう調整しました。
それによって父親と息子が見つめあう適切な距離感を表現したかったからです。
そしてもう一つはこの逆光の光です。光は二人を照らす太陽の意味があります。良い写真は光で決まるといいますが
まさにこの場所、この露出は二人の温かいまなざしを具現化するための手助けになりました。
そして最後に、この写真を自分が良いと考える最大の理由は二人の表情です。
声かけの時に私は二人に、お互いの10年後を想像してみてくださいと言いました。
実際どんなことをイメージししていたかは分かりませんが、相手の未来を想像して笑顔がこぼれる。
きっとそうなると予測していました。そして、その予測は私の予想をはるかに超えました。
目に映りこんだのは、美しい光景でした。
なぜそれが美しいのか?美しさの理由はひとつ。家族だからです・・・。
イメージしてみてください。写真館という空間が、第二の我が家のようなところであったら
今までよりも写真を撮られるという行為に抵抗は無くなると思います。
ライフスタジオは、誰にとっても安心できる空間。くつろげる空間。そんな風に思ってもらえると有難いです。
そうなれるように私たち自身も努力しつづけていきたい思います。
人に写真に深く入っていきたい・・・
実はあなたを10年前から知っています。
もちろん、あなたのお父さん、お母さん、妹さんも知っています。
でもあなたは私たちの事を知るはずが無いので、もう一度言わせて下さい。
『あなたに会えることを心待ちにしていました』
そして、もう一言・・・。
初めての出会いからずっと思っていましたが、あなたは私たちにとって大切な家族です。
数ある写真館の中であなたが私たちを見つけて下さったのも何かの縁だったかもしれません。
そして、そこから毎年会えるという喜びは言葉で表現することが簡単ではない感情の連続でした。
毎年の再会であなたが成長していく姿を見て、私たちももっと成長しようと思いました。
あなたに可愛い妹ができたときは皆で喜びを分かち合いました。
あなたが何かに挑戦していると知ったら、皆で応援をしました。
あなたは変わりなく健康でいますか?
今度会える時は、どんなことを話そうかな?
もしかして、悩みの一つやふたつ抱えていたりするのかな?
気がついたらあなたの存在が私たちの心の中にいました。
私たちライフスタジが考えるいい写真とは、そのような相手を見つめる態度で決定されると考えます。
例えば、あなたを赤の他人だと思ったら、写真もそのように反映されます。
目で見えることだけを映し出します。つまり外見だけのあなたを見るのです。
人間関係もそうですが、外見が良い人もいいと思いますが、
やはり人は中身も重要だという話を良く聞きます。
それというのも結局、人を見る時には人の内面をよく理解することで相手を本当の意味で知ることができます。
つまり、カメラを向ける私たちもそのように、相手の内面も良くみて相手の魅力に注目し
それを短い時間の中で発見できるよう人に集中することが私たちの仕事です。
欲を言うともう一つ、理想なのは私たちがカメラを向けたとしてもあなたが緊張しないことです。
だから、話すようにシャッターを押す。そう心がけています。
では、それをどのように実践したら良いのでしょうか?
次は技術的な面で話をしていきたいと思います。
皆さん、パーソナルスペースという言葉を聞いたことがありますか?
それは何かと言うと、例えば好きな人が近くに来た時に、ドキッとときめいた経験があると思います。
反対に、なんとも思っていない人が近くに来たり、満員電車で他人とくっつかなければいけない時には、
不快な気持ちになったことがあると思います。自分の気持ちやその人との関係性によって
人には許せる空間があり、その空間をパーソナルスペースといいます。
これには4つの分類があります。
一つ目は、ごく親しい人に許される空間で密接距離です。
二つ目は、相手の表情を読み取ることが出来る個体距離です。
三つ目は、体には触れませんが会話が出来る社会的距離です。
四つ目は、複数人を見渡すことが出来る公共距離です。
このように見ると私たちは普段様々な人たちと交流し様々な距離感を保っています。
では、今回の一枚は何番目の分類に当てはまるでしょうか?
写真に写る二人の関係は父親と息子の関係です。
私が考えるに血縁関係の家族であっても時と場合や年齢、その時の心情によって
お互いに心地よいと感じる距離感は異なってくると考えます。
そのような考えを元に、今回は二つ目の表情を読み取ることが出来る個体距離で設定をしました。
そして、お互いこちらに座ってください。そしてお互い10年後の姿をイメージしてお互い見詰め合って下さいと声かけをしました。
わたしが見つめた二人はとても似た笑顔でお互いを認め合う光景でした。
その瞬間・・・私には見えました。その優しいまなざしが・・・。
それを確認した直後、私はとっさに、四角の中に移りこむ被写体の面積と余白(白い部分)とのバランスを
望遠レンズで切り取り、余分な空間を省き圧縮しました。
つまり、ポイントはトリミングです。
トリミングはカメラマンが何を伝えたいか?の場合に意図的にそのポイントに目線が行くように効果を齎すことができます。
ですので今回は、写真をぱっと見たとき最初に白い余白の部分に視線が向く効果を予測しながらシャッターを押しました。
そして、その効果を通じて私の考えが伝わるよう調整しました。
それによって父親と息子が見つめあう適切な距離感を表現したかったからです。
そしてもう一つはこの逆光の光です。光は二人を照らす太陽の意味があります。良い写真は光で決まるといいますが
まさにこの場所、この露出は二人の温かいまなざしを具現化するための手助けになりました。
そして最後に、この写真を自分が良いと考える最大の理由は二人の表情です。
声かけの時に私は二人に、お互いの10年後を想像してみてくださいと言いました。
実際どんなことをイメージししていたかは分かりませんが、相手の未来を想像して笑顔がこぼれる。
きっとそうなると予測していました。そして、その予測は私の予想をはるかに超えました。
目に映りこんだのは、美しい光景でした。
なぜそれが美しいのか?美しさの理由はひとつ。家族だからです・・・。
イメージしてみてください。写真館という空間が、第二の我が家のようなところであったら
今までよりも写真を撮られるという行為に抵抗は無くなると思います。
ライフスタジオは、誰にとっても安心できる空間。くつろげる空間。そんな風に思ってもらえると有難いです。
そうなれるように私たち自身も努力しつづけていきたい思います。
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