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札幌白石店
I'm checked in the nature
投稿日:2015/6/24
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3rd Triple P「飄々と、凛凛と」
-acceptance & figuration-
Essay & Photo by ouchi akane
飄々と、そして凛々と。
テーマ「I'm checked in the nature」
人と一緒にいることがすき。
では、人とは何か?
しかい、その答えは私にも分らない。
でもひとつ分ったことは、
あなたの存在は必ずわたしにも関係があるということ
そんなことを最近少しずつ分かるようになってきた。
相手は自分でもあり、自分は相手でもあるという事である。
むしろ、私と無関係なものはこの世の中に存在していないということを今年に入ってから真剣に考えるようになった。
それも全て論文の存在のお蔭である。
今回の論文の主題でもある『美しい関係』とは何かという問いに対して、
真逆の観点からこの美しい関係を見つめようと試みた。
真逆の観点とは単純に『美しくない関係』とは何かということである。
私が考えた4つの考察によると、美しくない関係を生み出す要因として、
無関心から発生する『労働と人生の分離』『自己と他者の比較』
『所有欲』『資本主義』
これらの原因が大きいのではないかと考えられる。
よって私たちが目指す美しい関係とは別の道へと進んで行ってしまうのである。
例えば、自己と他者の比較について話すとする。
現代の若者は時に自分の生み出した無関心という壁を通じて自分を何か別の存在、または特別な存在として認識しそれらとそれ以外のものを区別したり比較したり否定したりしながら、自ら無関心という壁を受け入れているという事が考えられる。
これでは、私達が目指す美しい関係とは結びつかない。
ではどうしたら良いのだろうか?
私の考えた一つの内容としては、自己も他者も同じ人間であるということ。
またこの世界の中で人間が全てではないということである。
つまり、哲学でいう閉ざされた社会と開かれた社会という認識については、
どちらも私たちの認識する社会であり、
どちらかの社会に偏らずバランスをとって生きていかなければいけないということを考えたのである。つまり、閉ざされた社会だけで私たちの認識を狭めるのではなくより広い視野で社会を受け止めなくてはいけないという事である。
では、この世界の中で人だけが全てでないというのはどういうことだろうか?
私の論文に関連しているヒューマニズム倫理学という学問の中に
このような話がなされていた。
人は自然界の一部に過ぎないという事である。
人間は生命の連鎖の一環をなしてこの地球上の様々な物質循環に依存して生きているのである。
つまり、人は一つの命としてこの世界の構造に適合して初めて生きていることができる。
よって、人は他の何かに依存せざるをえない。
つまり、何かと何かは常に関係があるとうことだ。
人と何かはいつも依存状態にあるという事である。
だから、私たち人間はその何かと何かの関係のやりとり、、、
つまり疎通の中で生きているのである。
その疎通を別の言葉でいうと、行為とも言えるし、実践ともいえるであろう。
つまり自己を自覚し生きる目的を形成していくのである。
つまり人間は、関係とは何かを自らの認識と行為で形成してく生き物だともいえることができる。
よってそのような関係を形成してく姿がまさに凛凛・・・飄飄である・・・
では、私はこれからどうしていくべきなのだろうか。
考えてた末に導いたのは・・
自然の中で自分の存在を確認する事から
もう一度始めたいと思う。
これが私の考える私。
そしてもう一度歩き始めよう。
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