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札幌白石店
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photogenic70
投稿日:2014/8/23
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代々木店写真 人に写真に自分自身に深く入っていきたい・・・ 写真には正解というものが存在しているのでしょうか? 数値的な分析から、正解として提示された基準値を満たせば果たしてそれは美しい写真なのでしょうか?この背景ではこのくらいの数値で設定し、レンズはこのくらいの数値が適切で、角度はこのくらいが適切でというように写真には、必ず正解にたどり着ける方程式が存在しているのでしょうか?個人的には、写真に答えを見出すという行為よりも、私たちがどんな価値を生み出していきたいのかということを軸に、写真を媒体としていくことが重要だと考えます。なぜならば、ライフスタジオは「写真を通して…」というフレーズが最初に来るからです。私たちは写真を通じて何をやっているのかということを日常的に悩んでいかなければならないと思います。それがライフスタジオの構成員の宿命だからです。私の考える方向には、このような内容が存在しています。それは、写真の中に含まれる構成要素の一番核心的な「人」に集中すること。そして、その人の人生とその人に関わるすべて繋がりを理解して、それらの内容を写真を通じて表現していくということを軸に撮影を進めています。 代々木店から発信したい価値とは何か? 店舗内の共通言語として存在しているスローガンは、『家族愛の共感』です。代々木店のスタッフは成熟した人間を目指しています。お客様との会話も自然と自ら家族の話をすることが多いです。理由としては、とにかく人が好きで人間愛のアンテナが高いスタッフが多く存在しているからです。また、自然と人に向き合う姿勢が備わっているスタッフだからこそ関係性を表現する撮影場面ではとにかく熱くなります。そうです、それが家族写真という場面であったり、兄弟姉妹写真や夫婦写真という場面に特に確認することができます。 この一枚の写真をおいて話してみたいと思います。この家族写真は、見る人に強い印象を与えるというよりかは、見ていて心が和むような印象を感じるのではないでしょうか。この写真は望遠レンズの特徴を用いて撮影しています。離れているものを近くで感じることができる効果によって、写真を見る人は、その被写体の家族に対して親近感を抱きやすいと考えられます。条件として、そのような意図を込めて望遠レンズの使用を選択しています。さらに、子供の肌の色と両親の白い洋服の配色が爽やかなイメージを与えてくれています。この効果で子供の肌の面積と親の肌の面積が写真全体の印象をバランスよく整えてくれる効果を齎してくれています。おかげで肌と肌が接触しているという効果をより強調させることができていると思います。これはどういう意味かというと、例えば子供が裸で親が長袖を着ていたら、親が子を抱きしめている肌と肌が触れ合っている感触が表現できないのと密着度という効果が表現しにくいことが予想されます。今回の写真は子供が裸で、親も肌の露出も雰囲気に適正な半そでやVネックだということで、私たちにとっては、とても好条件であったことを確認することができます。視覚的な効果の支えもあり、外的な効果と加えて内的な家族の関係性の表現も自然と出来るようになったと思います。 『父親が子供抱き上げる関係から、子供が母親に触れる繋がり』 これは、人工的な香りではなく、無理が無いアルファベットのW(ダブリュー)のような流れが確認できると思います。この人と人の繋がりこそ私の求める価値だということを再確認できます。そして、ここまで好条件で撮影に集中できるということは私たちの撮影技術以外にも、お客様自らが主体性を発揮してくれたことが分かります。確認電話の歳、スタジオから家族写真のときの衣装は、シンプルな色味やデザインの統一感を意識してご準備くださいとお願いしていると思います。それはどんな意味かというと、ライフスタジオで過ごす一日をよりお客様と共に作り上げていきたいという想いが含まれています。だから、ライフスタジオに来られるお客様は撮影が近づくに連れてより自分の家族のことを深く考えると思いますし、どのような『家族愛』を残そうかと想いを巡らせてくださっていることでしょう。これからも、そのような想いに寄り添いながら美しい家族写真を追い求めていきたいと思います。 Photo by Ouchi codi by Ishigaki in yoyogi |
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