Staff Blog
札幌白石店
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投稿日:2014/8/16
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私達は日々、写真館で働きながら写真館の本質は写真だということを正々堂々と証明することができているのでしょうか・・・?できていないのであれば、今までの傾向を変えなければならないし、今までの思考を変えなければいけないし、今までの態度を変えなければいけない。そして、今までの『目標設定』を変えなければいけない。しかし、それはどのような内容かと客観的に見てみると、現象を意識的に変化させたということであり根本的な問題解決にはなっていない。
私達は哲学で現象と本質、原因と結果、内容と形式、普遍性と特殊性などいくつかの本質に迫るフレームワークを学んだ。これは、ある種の手段であるがこの方法を日常生活の中で習慣的に取り組むことにより、今まで以上に私たちの人生をより豊かにしてくれるはずだ。だから、今年の初めに『哲学で突破していく!!!』と、ライフスタジオの全てのスタッフに送った社長の言葉は、暗い霧の中で彷徨っていた私達をもう一度奮い立たせてくれたのではないだろうか・・・。
写真館で働いている以上、写真を媒体にどんな価値を想像していきたいのかという本質に向き合っていくことが私たちの悩まなければいけない本当の課題である。決して、サービスの質を上げていくことや予約のシステムなどで悩んでいるままで止まってはいけない。士官学校でも学んだように、『労働とは人生の価値を実現していくためのもの』であり、生きるために働くということではなく、社会に出て社会の中で働くことで自身の人生の価値が実現できるということである。『働く=人生の価値を実現させるためのものである』だからこそ、働く為に生きているという思考へ転換していかなければならない。言葉を単語としてみるのではなく正しい概念と正しい選択をしながら、働く道を歩いていく必要があるでしょう。そして、.with・ライフスタジオはその為に存在しているのです・・。
.withでは、どんな価値を生み出していきたいのか・・・。
『成熟した人の美しい在り方』と、私なりに定義をしてみた。ライフスタジオという空間を飛び出したい飛躍的な強い信念が形となり、人と人を繋ぐ空間となった.with。今後も今まで以上に、ライフスタジオからも憧れる存在であることは間違いない。何故ならば、写真館の本質を真正面から捉え、発展させたものが.withであるからだ。今まで継続して追い求めてきた私たちのその先を行っている写真館である。だからこそ、被写体を『成人』と基準を定めたのである。また、価格設定やスタジオのコンセプト、細部まで拘った衣装や小物たち・・・。そして、.withに関わっている全ての人の『想い』が含まれている。直接的でなくとも、時には間接的にでも・・・。
写真はその人の何を映し出すものなのか?
明確な主題があればあるほどその写真館は存在感を増していくのだと考えます。
今回の一枚は被写体の存在感を強く感じさせる一枚となっています。753撮影という日本独自のお祝いの文化を新たなスタイルで提案している.withは着物のセレクトにも拘っています。今までに無いグラデーション加工の柄や素材の存在感を引き立たせてくれるファーのヘッドアクセサリーなど一期は目立つものになっています。
身にまとうものは、その被写体の存在感をより協調してくれるという利点があります。更に写真館にとって衣装というものは、写真館の外見を象徴するイメージであり構成要素としても非常に貴重な役割を担っています。最初に話をしたように、.withという写真館は、『成熟した人の美しい在り方』と規定のもとこの写真を見てみるとまず衣装の話から始めるのが好ましいと思いました。グラデーションとは図画の中で、位置に対して色が連続的に変化することであると言われています。この言葉の意味のように、単純な1色加工の着物や子どもを連想させる動物やお花の柄よりも、より洗練された深みのあるこの模様に心が奪われると思います。その掴んだ心と更に視覚的な演出による背景と前ボケの必然性も自然と説明することができます。753の主役とも言える着物種類に合わせて背景のレンガの色身がより落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。このような適合はカメラマンの選択であり、撮影前にこの衣装と背景のストーリーが完成していることを意味しています。どういうことかというと、衣装にあう背景を選択する目も、写真の伝えたいイメージを極大化させてくれる役割があるので安易な思考のまま衣装と背景のセレクトをしてしまうと考えが浅い写真であるということを言葉で言わなくとも知らせてしまうことになるからです。なので、カメラマンというのは、写真を構成する要素のひとつを一つずつ見ていきながらも、総合的な認識と安定したバランスを表現者として優先的に考えていかなければなりません。
次に話していきたいのは、右上と左下にある前ぼかしについてです。
重い写真と軽い写真。時として、写真を幾つかの種類にわけることができるのですが、この写真は、重い写真と軽い写真とで捉えていくのであれば、重い写真に当てはまります。そしてこの前ぼかしの効果で写真に奥行きと深みを演出させてくれます。もしかしたら、この前ボケがなかったら、全く違う世界観の一枚になったことでしょう・・・。そして、次はポーズとこの表情に着目していきたいと思います。自分の手を握り締めているこのポーズはどのような意図があったのでしょうか?私が考えるに、何かを約束しているようなイメージを感じました。そして、真っ直ぐにカメラマンと向き合う彼女の視線もとてもいいです。なぜならば、私が感じた真っ直ぐな想いと表情は彼女の存在感をより引き立たせてくれているからです。このくらいの年齢の撮影になれば、ポーズや目線や写真の雰囲気はカメラマンと被写体の関係性から形成されることが多いと予測されます。そして、なによりもコミュニケーションが重要になってきます。このような雰囲気も決して偶然的にできたものではなく、カメラマンの創り上げた世界観の中からイメージが発生し、被写体に対して指示がでたものだと読み取ることができます。全ての構成要素はこうして作り手が想像力を組み立ててこそ、完成する一枚になるのです。そして、成熟した人の美しさはこうして一枚一枚具現化され、見る人に被写体の魅力を心地よく感じさせてくれるのです・・・。
私達は哲学で現象と本質、原因と結果、内容と形式、普遍性と特殊性などいくつかの本質に迫るフレームワークを学んだ。これは、ある種の手段であるがこの方法を日常生活の中で習慣的に取り組むことにより、今まで以上に私たちの人生をより豊かにしてくれるはずだ。だから、今年の初めに『哲学で突破していく!!!』と、ライフスタジオの全てのスタッフに送った社長の言葉は、暗い霧の中で彷徨っていた私達をもう一度奮い立たせてくれたのではないだろうか・・・。
写真館で働いている以上、写真を媒体にどんな価値を想像していきたいのかという本質に向き合っていくことが私たちの悩まなければいけない本当の課題である。決して、サービスの質を上げていくことや予約のシステムなどで悩んでいるままで止まってはいけない。士官学校でも学んだように、『労働とは人生の価値を実現していくためのもの』であり、生きるために働くということではなく、社会に出て社会の中で働くことで自身の人生の価値が実現できるということである。『働く=人生の価値を実現させるためのものである』だからこそ、働く為に生きているという思考へ転換していかなければならない。言葉を単語としてみるのではなく正しい概念と正しい選択をしながら、働く道を歩いていく必要があるでしょう。そして、.with・ライフスタジオはその為に存在しているのです・・。
.withでは、どんな価値を生み出していきたいのか・・・。
『成熟した人の美しい在り方』と、私なりに定義をしてみた。ライフスタジオという空間を飛び出したい飛躍的な強い信念が形となり、人と人を繋ぐ空間となった.with。今後も今まで以上に、ライフスタジオからも憧れる存在であることは間違いない。何故ならば、写真館の本質を真正面から捉え、発展させたものが.withであるからだ。今まで継続して追い求めてきた私たちのその先を行っている写真館である。だからこそ、被写体を『成人』と基準を定めたのである。また、価格設定やスタジオのコンセプト、細部まで拘った衣装や小物たち・・・。そして、.withに関わっている全ての人の『想い』が含まれている。直接的でなくとも、時には間接的にでも・・・。
写真はその人の何を映し出すものなのか?
明確な主題があればあるほどその写真館は存在感を増していくのだと考えます。
今回の一枚は被写体の存在感を強く感じさせる一枚となっています。753撮影という日本独自のお祝いの文化を新たなスタイルで提案している.withは着物のセレクトにも拘っています。今までに無いグラデーション加工の柄や素材の存在感を引き立たせてくれるファーのヘッドアクセサリーなど一期は目立つものになっています。
身にまとうものは、その被写体の存在感をより協調してくれるという利点があります。更に写真館にとって衣装というものは、写真館の外見を象徴するイメージであり構成要素としても非常に貴重な役割を担っています。最初に話をしたように、.withという写真館は、『成熟した人の美しい在り方』と規定のもとこの写真を見てみるとまず衣装の話から始めるのが好ましいと思いました。グラデーションとは図画の中で、位置に対して色が連続的に変化することであると言われています。この言葉の意味のように、単純な1色加工の着物や子どもを連想させる動物やお花の柄よりも、より洗練された深みのあるこの模様に心が奪われると思います。その掴んだ心と更に視覚的な演出による背景と前ボケの必然性も自然と説明することができます。753の主役とも言える着物種類に合わせて背景のレンガの色身がより落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。このような適合はカメラマンの選択であり、撮影前にこの衣装と背景のストーリーが完成していることを意味しています。どういうことかというと、衣装にあう背景を選択する目も、写真の伝えたいイメージを極大化させてくれる役割があるので安易な思考のまま衣装と背景のセレクトをしてしまうと考えが浅い写真であるということを言葉で言わなくとも知らせてしまうことになるからです。なので、カメラマンというのは、写真を構成する要素のひとつを一つずつ見ていきながらも、総合的な認識と安定したバランスを表現者として優先的に考えていかなければなりません。
次に話していきたいのは、右上と左下にある前ぼかしについてです。
重い写真と軽い写真。時として、写真を幾つかの種類にわけることができるのですが、この写真は、重い写真と軽い写真とで捉えていくのであれば、重い写真に当てはまります。そしてこの前ぼかしの効果で写真に奥行きと深みを演出させてくれます。もしかしたら、この前ボケがなかったら、全く違う世界観の一枚になったことでしょう・・・。そして、次はポーズとこの表情に着目していきたいと思います。自分の手を握り締めているこのポーズはどのような意図があったのでしょうか?私が考えるに、何かを約束しているようなイメージを感じました。そして、真っ直ぐにカメラマンと向き合う彼女の視線もとてもいいです。なぜならば、私が感じた真っ直ぐな想いと表情は彼女の存在感をより引き立たせてくれているからです。このくらいの年齢の撮影になれば、ポーズや目線や写真の雰囲気はカメラマンと被写体の関係性から形成されることが多いと予測されます。そして、なによりもコミュニケーションが重要になってきます。このような雰囲気も決して偶然的にできたものではなく、カメラマンの創り上げた世界観の中からイメージが発生し、被写体に対して指示がでたものだと読み取ることができます。全ての構成要素はこうして作り手が想像力を組み立ててこそ、完成する一枚になるのです。そして、成熟した人の美しさはこうして一枚一枚具現化され、見る人に被写体の魅力を心地よく感じさせてくれるのです・・・。
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