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札幌白石店
【 自分と自分。】
投稿日:2020/1/25
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カメラマンは常に考えてる生き物です。
個人差はありますが、撮影中どうすれば被写体をよりよく撮れるかを考え、実践してそれを繰り返します。
私もそうです。
被写体を見て、どこから、どのような光で、どのようなポージングにし、どのように声をかけて一枚を撮るかそれを繰り返しています。
このお客様が来られたのは、昨年12月。
ゆっくりと年末にかけて世の中が少しずつ浮き足立つ時期。
遠く、神奈川の地からご来店されました。
今回がライフスタジオ、9回目。本当にありがとうございます。
双子ちゃんで二人でハーフ成人式の撮影になります。
最近、双子についてちょっと調べました。
双子には一卵性双生児と二卵性双生児があるみたいです。
一卵性双生児は、1つの受精卵が二つに別れて発育したもので、遺伝子的にはほぼ100%同じ、さらに性別も血液型の同じ。
二卵性双生児は、二つの受精卵が同時に発育したもので、遺伝子的には50%同じで、血液型や性別も別の場合がある。
すごいですね。
一卵性双生児は遺伝子的には同一人物なんて、双子が生まれる確率は4/1000らしくなかなかに珍しい出来事だと思います(違かったら、すいません)
今回の双子ちゃんは一卵性双生児、つまり性別も血液型も遺伝子も一緒。
二人ともおしゃれが好きでよく笑う子たちでした。
10歳になってくると、恥ずかしく写真が撮るのを嫌がる子も出てくる年齢ですが、二人はよく笑い撮影をものすごく楽しんでくれていました。
双子というのは他の兄弟とは特別違う関係だと思っています。
年齢も、環境も一緒。
自分がもう一人いるような、二人で一つのような感覚。
それを写真で表現できたら尚いい。撮影中そればかり考えていました。
どこから、どのような光で、どのようなポージングにし、どのように声をかけをしたらいいのか。
そのタイミングが来たのは、ドレスの撮影の時でした。
逆光で撮ろうと思い、窓前に場所に座ってもらった瞬間、同じタイミングで二人して顔を見合わせ笑ったのです。
そこで、お互いに手を置いてもらい 顔を見合わせ、鼻をつけてもらいました。
髪飾りも同じ位置に変更し全てがシンメトリーになるよう。
左右対称にすることにより、双子を強調しお互いがお互いになる。
撮りたかった写真です。
考えて考えて行き着いた写真です。
これから先、彼女たちは同じ年齢で成長します。
同じ日に卒業し、同じ日に誕生日、たくさんの”同じ”を経験すると思います。
しかし、そのタイミングの同じは一度しかありません。
かけがえのない同じをこれからも大切にしていってください。
photo by Nihei
coordinate by TOSHI
written by Nihei
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