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大阪1号店
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<コラム> 幸せな会社のために...(3)

投稿日:2018/11/12

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日本の写真文化を変える。
簡単に言えば"写真を媒介に人と人が会う文化を作ること"を実現するためにライフスタジオでは様々な試みがありました。
今度作られている大阪店1号店では写真館が"何を"ではなく"どのように"したら私たちを変えることができるのかについて新たな試みをしようとします。 そしてそのような試みの計画を少しずつお見せ致します。

 

 

0-III. 遊び+労働


LIFE STUDIO 大阪1号店
朴 禹圭

 

話が少し重くなったようだ。もう一度、簡単にまとめてみよう。

私たちは遊びのように仕事をするのを望んでいる。だから「好きなことだけを仕事にしたい」という声をよく聞く。しかし、現在自分がやっている仕事が自分のやりたいことだったらこのような口癖を聞くことはないだろう。遊びながら仕事をしている場合は多くない。では遊びのように仕事をするのは不可能なのか。そうではない。私たちの人生でも時には遊びながら仕事をしていると感じることが多々ある。

 

つまらないかも知れないが、個人的な経験を一つ言って見たい。私は4年前、所沢店の倉庫をインテリアしたことがある。インテリア工事をした後から今でもあまり撮影者たちにも人気の場所ではないが、インテリア前の倉庫は惨憺たる光景だった。もし、お客様がインテリア前の倉庫を目の当たりにしたら…

「え〜と、ここは昔から倉庫として使っている場所で、以前住んでいた人がとても汚い方でですね…ははは(汗)、ま、とにかく、あちらへどうぞ!ははは…」

このような微妙な空気が流れてしまう空間だった。だからこの機会に!と思い1週間ぐらいの時間をかけて大掃除兼インテリア工事をしたのである。期間も短く、予算も十分ではなかった関係でいくつかの革新的なアイデアで全体的な雰囲気を帰るのが目標だった。それで考えたのが倉庫を改造した「倉庫インテリア」だった。元々が倉庫だったため、倉庫の雰囲気を出すのには適した条件だった。サビっている小物、年月を感じる壁のしわ、捨てる方がお金のかかる倉庫に眠っていたあれこれのもの、そして適度な蜘蛛の巣まで…多くの部分がすでに揃っていた。必要なのはインテリアで大きなイメージを決める革新的ないくつかのポイントだけだった。

そのポイントの一つが工場で使われそうな大きな機械を作ることだった。このような作業は一度もやったことがなかったので、いろんな資料を集め、さらにそれを結果物にするための材料を集める事だった。当時の状況を簡単に説明すると、短い時間内にこれだと言える資料も、材料も、工具もほとんどない状態だった。そんな業況の中、もし誰かが私にその仕事を早く終わらせろと命令したら、私は爆発したかも知れない。しかし、青の時は全然苦に感じなかった。むしろその反対だった。結果物を想像しながら、一つひとつ作っていく作業がとても楽しかった。

時間があるたびに雑誌やインターネットを探しながら資料を集め、材料を揃えるためにホームセンターとリサイクルショップを何度も往復した。工場の機械(もちろん作動はしない)の完成度を高めるために見た目だけの通路を作り、ボルトとナットをはめ込み、インターネットから飛行機の部品を仕入れて配置させた。そして何度も色を塗り、錆びた雰囲気を出すためにペンキ用の薬品も購入した。この時、私は釣り人が良いポイントを探しにうろうろするのと同じように、ちょうどいい材料を探し回った。それは一般的な意味での労働ではなかった。このような行動一つ一つから自分が「生きている」と感じさせるものがあり、それは労働でも遊びでもないその間の何かであった。

このように私たちは単純にお金を稼ぐためとか、他人からの指示によってではなく、自らが楽しみながら遊びのように仕事をする時もある。李社長が業務時間でもない時間に不動産探しをするのも、望月さんが休みの日にフタッフブログを書きながら自分を表現するのも、ヒロさんが休みの日にモデル撮影に出かけるのも、河野さんがプライベートな時間にお客様とランチに出かけるのも全て労働と遊びが共に存在しているのである。実際私たちみんなが労働と遊びが共存する経験を少なかれ多かれ実感している。ただ、その行為りを無意識的に労働、もしくは遊びとして分離して認識しているだけだ。

 

では、私たちはすごい事実に気がついてしまった。過去には一つの概念だった遊びと労働を一致させ、単純にお金儲けをするための労働ではなく、遊びと共にする労働、労働と共にする遊びをすればいいのだ。つまり、遊びながら労働をする事でより幸せに近づけるのである。

「さぁ〜皆さん。これからは遊びのように働きましょう!」

と、結論を出せばいいのだろうか。残念ながら現実はそう甘くない。近代になって生まれた「神聖な労働」「つまらない遊び」という二分法の誤謬はそう簡単に壊れるものではない。このような通念が意識的にも無意識的にも個人を構成し、制度的に社会を動かしているからである。

では、果たして遊びとは何で、どんな特徴があるかをより具体的に調べてその中から遊びのどの要素を労働と結合させるかについて調べてみよう。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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