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Tomiki
大宮店

竹内 とみき

こんにちは、埼玉県在住の子育てパパカメラマンです!
写真家・デザイナー・詩人、自称の肩書きは沢山あります。
大学では映像デザイン系の学部で写真の楽しさに目覚め、今日に至ります。
ブログでは子育て中のパパとして個人的なことはもちろん!みなさまにお役立ち情報もお届けしたいとおもいます!
なによりも「写真で人々を幸せに」を合言葉に楽しい時間を過ごせたらとおもっています。

【学ぶ】愛するということ エーリッヒ・フロム

2018/12/25

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エーリッヒ・フロム「愛するということ」


 とある日「愛するということ」という本に出会いました。
「愛するということ」はノウハウ本ではありません。愛の本質を分析した思想書です。1956年に出版されて以来、世界的なベストセラーとして読みつがれてきました。

 著者のエーリッヒ・フロムは、1900年、ドイツでユダヤ人として生まれました。
フロイトの流れをくむ精神分析家であると同時に、ファシズムを非難し、人間性の回復を説いた社会思想家として知られています。
この書でフロムは人間とは死を知っている存在だとしました。そしていつか死ななければならないという自意識が、孤独への恐怖を生んでいると考えました。
この孤独の恐怖を解消するために人は他者との一体化をめざす。それが愛の本質だとフロムは言います。
愛を通して人間の本性を学びます。そして人はどのように孤独と向き合うべきか、よりよい人生を送るためのヒントを探っていきたいと思っております。

愛は技術である


現代人は資本主義市場での“好都合な交換”に慣れているため、相手が条件に合うかどうかばかりを気にしていると言われています。
そして“恋愛市場”のどこかに運命の人がいると思っている。“果たしてそれは正しいのだろうか?”
フロムは、相手が見つからないのは、その人に他人を愛する力が足りないからだと言います。

愛することの現代は「The Art of Loving」=愛する技術という意味になります。
愛はこころの技術であり練習しないとできるようにならないということを意味します。
エーリッヒ・フロムの「愛するということ」には冒頭ではこのようなことが書いてあります。

愛というものは、その人の成熟した度合いに関わりなく誰もが簡単に浸れるような感情ではない、ということである。(中略)自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くよに全力を上げて努力しない限り、人を愛そうとしても必ず失敗する。

フロムの考える愛』が成熟する理想的なステップ


  • 幼少期

人が生まれ初めて出会う愛は「母の愛」そこでは赤ちゃんが感じるものは温もりや食べ物などからくる安心感などであります。
赤ちゃんは母親より『無条件の愛』を受けます。そこには愛を受けるための努力は必要ありません。

  • 少年期

8歳から10歳までは子供にとって問題なのは愛されること重要になります。
そこから少し成長すると子供は母親になにか贈ることを思いつきます。そこから愛されることから愛することを学びます。

  • 思春期

思春期になると多くの人と関わることによって、自己中心的な考えを克服し自分の欲求よりも他人が大事になり愛されることよりも愛することが喜ばしく感じるようになります。

その後長い年月をかけて『愛』が成熟します。これがフロムの考える理想的なステップです。
自分の成長とともに愛する能力が育まれていくという考え方です。

愛についての3つの誤解


最初の方に述べた様に、現代人は資本主義市場での“好都合な交換”に慣れているため、相手が条件に合うかどうかばかりを気にしていると言われています。
それは愛について現代人が多くの誤解をしているからだと言えます。

愛の誤解①どうすれば愛される人間になれるか」が重要

大抵の人は愛の問題を愛するという問題愛する能力の問題としてではなく愛されるという問題として捉えている。つまり人に愛してほしいと要求しているだけなのです。

愛の誤解②愛する対象を見つけることにエネルギーを注ぐ

「愛すること」の努力を怠り理想の相手を相手を手に入れようとすることばかりに気を取られる。愛の問題とはすなわち対象の問題であって、能力の問題ではない、という思い込みである。愛することは簡単だが愛するにふさわしい相手、あるいは愛するにふさわしい相手を見つけることは難しい。人はそのように考えている。愛するべき相手がいないのではなく愛すべき能力が自分にないことが問題なのである。

愛の誤解③情熱的な感情を「永続的な愛」と混同する

互いに夢中になった状態、頭に血がのぼった状態を愛の強さの証拠だと思いこむ。それを本当の間と思い込んでしまうのは間違えである。相手のことを考えないと会いがすぐに壊れてしまいます。

まとめ


最初に述べたように、愛することの現代は「The Art of Loving」=愛する技術という意味にな愛はこころの技術であり愛する練習を通して成熟していくということが必要であるとエーリッヒ・フロムは述べていました。

幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう。

未熟の愛は「あなたが必要だから、あなたを愛する」と言い、成熟した愛は「あなたを愛しているから、あなたが必要だ」と言う。

人は愛することができて初めて人間としての一歩前へ出られる。愛するということが非常に重要だということです。
ここでのキーワードは「成熟」であり、歳をとるから成熟するのではなく「愛するというのこと」は愛を与えることであり、与えられるようになるには技術が必要であり練習が必要であるということです。

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