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大宮店
#344 写真を楽しむための25の引き出し
投稿日:2018/10/29
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「作りこまないポージング」
自分が写真に写るとき、なんかダサい…^^;
写真を撮るけど、モデルが不自然&格好つけすぎになってしまったり。
写真撮影って人為的なものだし、プロのモデルじゃないから、どうしてもそのようになってしまうもの。
ではでは、どうしたら不恰好な自分から卒業でき、モデルを作りこまず自然な姿で撮ってあげられるのでしょう。
10月は「作りこまないポージング」の引き出しの中身を少しずつ紹介します♪
今回はその第二弾をお送りします♪
★日常的動作
身体一つでポージングを作るなんてのはとても難易度が高いです。
しかし私たちがするひとつ一つの動作を思い浮かべてみま しょう。階段を登る、椅子に腰をかける、コーヒーを飲む、雑誌を読む、帽子をかぶる、ドアを開ける、などなど…
そのどれもが日常的な動作であり、その一瞬一瞬の中 でポージングを見つけ出してみると、そこには自然なポージングが生まれる瞬間があります。
スタジオでのシーン替えの一コマ。彼に「ジャケット羽織る」という動作をしてもらい、その一連の動作の中で、ジャケットに片腕を入れ、もう片手で掴んで引っ張る瞬間を捉えたものです。ただそれだけのことですが、その動作に注目することで、自然なポージングで写真を残せます。
下の彼の場合、椅子から椅子へと登る動作の途中のポーズを残しています。モデルの動き回る瞬間を残していくことは、ピントが合わせづらかったり、構図をつくるにも一苦労します。ただ単に動き回るモデルを追いかけるのでなく、できるだけ動きの領域を狭く、最低限の動きを引き出せるようなセッティングが必要です。
★小物
身につけている小物や、身の回りにある小物を使用することは、ポージングを作るのにとても重要です。
メガネひとつだけでも多くのポージングを発見することができるでしょう。メガネを手に取る→かける→ズレを直す→外す→頭にかける・・・・各動作の中にさらにユニークなアイデアを組み合わせれば、さまざまなポージングを作れてしまいます。
またサングラスはモデルをその気にさせて、何者かに返信させてしまう魔法アイテムです。
かけた途端に表情が代わり、キザな仕草をしたり、やけにさまざまなポージングを繰り広げてくれたり、こちらの指示にノリノリになってくれたり。
メガネをつける仕草も人それぞれです。
小さなお子さまは、とにかくメガネを逆さまにつけがちですが、そこは「間違っているよー」と直してしまう前にパシャっと一枚残しておきましょう♪
まだまだ「作りこまないポージング」のためのポイントはあるのですが、今回はこのくらいに納めさせて頂きます。
かた苦しいポージング論にならないよう努めてまいりましたこのシリーズ。いかがでしたでしょうか。
前回も呟きましたが、「作りこまないポージング」のために一番大切なことは、何よりもまず「心をリラックスさせること」です。
緊張したままでは上記のポイントは、小手先だけのものになってしまいます。
来月11月からは「たのしい家庭写真」をテーマにお送りしますので、お楽しみに♪
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