関係性をいかに写真に表現するか？
そんな課題を持ちながら毎日撮影に臨んでいた。

その家族の関係性、その姉妹たちの関係性はみんな十人十色の色がある。
そんな個性と個性が交じり合って生まれてくる色はどんな色なんだろう？
そしてそれを写真で表現するには、
被写体との距離や、撮影中の雰囲気、そして大切なのはそれを感じ取る感性と光が大切だと思う。

少し肌寒い冬の昼下がり。
冷たい空気と、暖かい日差しがなんともいえなやさしい雰囲気を作り出していた大宮店のお庭で、わたしはこの姉妹の写真を撮りたいと思った。

二人の関係性をこの光りに包まれた中でナチュラルに撮影したいと思った。

いつも姉妹の撮影をするときに、どうしても二人を正面向きに横並びにして撮影することが多かったが、今回はお姉ちゃんと妹を向き合うようにお姉ちゃんの上に抱っこしてもらい撮影してみた。
ポーズはやはり大切だ。
抱っこすることでよりお姉ちゃんはお姉ちゃんらしく、妹ちゃんは妹ちゃんらしく写るように感じた。

そして撮影を忘れたように二人はお話ししたり、手遊びを始めた。。
そんな一瞬を切り取った一枚。
二人の色が少しでも表現できたように感じた。