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『The essence of happy photography』

投稿日:2020/3/18

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LIFESTUDIO OMIYA PHOTO

Photo&Write:Soo   Coordi:Chisato Hamada


 

この写真を一言で言うならば??

 

そんなことを急に聞きたくなって、同僚にLINEで質問をしてみた。

そして返ってきた一言、

 

『鈴木亮平』

 

ふつうの「カギカッコ」でなく、『二重カギカッコ』の中に私めの本名を打ち込んできた。

ちなみに私、鈴木亮平と申します。

大して特徴もない、平々凡々な名前なものですから、Soo (すー)だなんて自分で命名してしまっている次第でございます。

 

四六時中も手前味噌な性分ですから、たしかにそうだよなぁ…これって私らしい写真だよなあ、とその一言で確認ができました。

 

誰もが自分らしさを求めると思います。

それぞれが「らしさ」をもっていますが、うまく表現したり伝えることができないから、考え悩んでよくわからなくなります。

じゃあなんでこの写真が『鈴木亮平』なんであろうか考えます。

きっとこの写真の中には自分の好きなエッセンスがふんだんに盛り込まれているはずなのです。

 

とりわけ嫌いなものがあるわけじゃないけど、好きなものってのは、ある。

動物ならとりわけ「コビトカバ」が好き。

歌手ならとりわけ「小沢健二」が好き。

食べ物ならとりわけ「五平餅」が好き。

言葉ならとりわけ「とりわけ」が好き。

 

写真ならとりわけ、嬉しくなったり、笑えたり、ギュッとしたくなっちゃうようなものが好き。

気持ちをたのしく動かしてしまう、そんな前向きな気持ちにさせてくれる、しあわせな写真が好き。

さらにむずかしいことは苦手なので、わかりやすい写真が好きだ。

 

おそらくこの写真はそんな”好き”がつまった写真なんじゃないかな、と思う。

 

 

” 春の日差しが窓から入って、部屋を明るくあたためてくれる。

ふわふわなクマのぬいぐるみと、もこもこのラグ。

いつまでもゴロゴロしてられそうなひととき。

七色のしゃぼん玉が吹かれ、気持ちは浮かれて、ぬいぐるみは彼女にそっぽ向かれる。”

 

 

そんなスタジオで過ぎて行くしあわせな光景を、

なるだけ四角の画面いっぱいに詰め込んだ、贅沢な写真を残せたらもう最高なのです。

 

だから、めーいっぱいこと広く写せる広角レンズでのぞいて、

可愛らしいインテリアのこっちからあっちまでの奥行き、床におちる光の道筋、目の前に迫りくるシャボン玉などを隅の隅まで満たして、

あとはそこで彼女があそぶだけにする。

こころを自由に、広々と開放された気持ちで、ただその瞬間を楽しめるように、常に準備しておくのです。

そしてどんな状況に出くわしても、カメラマンとして必ず写真に残す理由をつくりながら撮影をする。

 

実のところ…この写真に残せたことはラッキーでした。

しかし残せてなかったら「ま いっか」ってまた次のタイミングに備えたことでしょう。

「撮れても撮れなくてもどちらでもいい」なんてそんな心持ちでいることは簡単なことではありません。

そういう心持ちにしてくれるのは、しあわせな光景をまた出現させて、残せる自信と根拠がほんの少しはあるから。

ときに無理やりのこじつけもあるかもしれませんが、物は言いようなのです。

 

 

これが、私『鈴木亮平』の写真撮影のスタイルかな・・・と。

モデルのエネルギーを最大出力で放出しても「大丈夫ですよ(城島スマイル)」と言ってあげたい。

いつもはブレてしまうあの子、フレームからはみ出るこの子。

写真に収まることのないあの子この子の姿をしっかり生き生きと鮮度豊かなまま、写真として残してあげられますよー。(アピール)

 

何卒よろしくお願いいたします。笑

 

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