STUDIO OMIYA

 Photo by  Chisato Hamada

Coordi&Write by Yoshi

---

 

「とったぞー！」と今にも声が聞こえてきそうな写真。

この写真にたどり着くまでの物語はこの場にいた人にしか分からない。

平坦な道じゃない時こそ、みんなの想いは一つになる。

パパ、ママ、お姉ちゃん、そしてカメラマン、コーディネーター。

いつものあなたでいられるように・・・あなたの笑顔がみれるように・・・

 

---

 

昨年お姉ちゃんの七五三でコーディネーターとして入らせて頂いたご家族。

その時はまだママのお腹にいた妹ちゃん。その時「1歳記念でまた来ます！」と仰って頂いており、縁あって今回2度目の撮影に入らせて頂きました。

ついこないだ3歳の七五三をした彼女はとっても優しいお姉ちゃんになっていて、初めましての1歳の彼女。

人見知り場所見知りということで、家族から撮影を始めました。

できるだけ彼女をこちらから刺激しないようにカメラマンもコーディネーターも隠れながら家族の空間をつくってみます。が、しかし敏感な彼女には見つかってしまう・・・汗

そんなときの強い味方はパパとママ！すこーしずつママの膝から降りれるようにパパとママにお願いします。カメラマンはその瞬間を隠れながら待ち、コーディネーターはできるだけ空間の一部になり興味のありそうなおもちゃをさりげなく置いておきます。すると彼女も少しずつ慣れお姉ちゃんとの2ショットも撮影することができました。

ここからは1歳記念メインのソロ撮影となります。

やはり最初はママから離れらません。と、ここで救世主お姉ちゃんの登場です！

ハッピーバースデイを大きな声で歌います！そして踊ります！

みんなが笑顔になりとっても楽しい空間でした。今度はパパの膝に乗っていた彼女も自ら拍手！このタイミングでおもちゃをパパに渡し少しずつ離れることに成功。

みんなに最高の笑顔と拍手が。少しずつ彼女もリラックスしてきたように感じました。

あとはみんなで彼女の笑顔が見たい！残したいという目標に向かい前進します。

カメラマンもコーディネーターも存在を認めてもらえたと感じたとき様子はみますが、行動あるのみ！

隣には「次は何する？」と聞いてくれるお姉ちゃんというとっても強い味方が！

「じゃあ応援しよう！」というと、「○○ちゃん頑張れ！頑張れ！」一緒にお尻をフリフリ応援します。

それをみる彼女が少しにんまり。そこで「ちょーだい」と手を差し出す。

自分の手よりもはるかに大きいリンゴをもって彼女が笑顔になります。「キターー！」

彼女が解放された瞬間でした。そこからはもう別人かと思うほど自ら動き遊び始めました。

 

その場にいるみんなでつくり上げた一枚。

アイコンタクトでタイミングを計ってくれるパパがいて、優しく安心感を伝えてくれるママがいて、去年まではお着替えイヤっと言っていたお姉ちゃんが今妹の為に全力で踊ってくれて。その瞬間を逃さないカメラマンがいて。

 

そして一番大事なのはこの場所にはみんなの笑顔があったこと。

いつの日かこの写真のまわりに今日のような家族の笑顔がありますように。