Photogenic
大宮店
安らぎのポーズ。
投稿日:2019/3/8
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OMIYA Photo
Photo by Pon
Write by Pon
ファインダー越しに出会った彼女はこの世に産まれて半年経って間もない存在。
ふと彼女が見せるそのポーズは、安堵に満ちてこちらまでも安らかな気持ちにさせてくれるものでした。
なぜそんなにも愛おしく、綺麗な姿だと思えたのか?
その答えは僕が語るに足らないことばかりだが、純粋無垢な存在だからこそなのだろう。
よく1歳に満たないお子さんを持つ親御さんから、「ハーフバースデーの撮影は、1歳の子の撮影に比べて写真的にバリエーションが難しいんではないでしょうか?」と質問をいただきます。それは、1歳のお子さんに比べてできることが違い撮れる写真のバリエーションも違うので一利あることだと思います。
しかしながら、カメラマンとして日々ハーフバースデーや時として産まれて数ヶ月のお子さんの撮影を経験して感じるのが「それぞれの個性」です。成長の違いも個性ですが、ハーフバースデーのお子さんと向き合っていると笑いのツボですら違うように感じることがあります。
時としていつもならお子さんが笑っているのに撮影で笑わなかったら、いつもと違う状況に何かを感じ取り笑っていないその子の個性を感じ、またその逆もしばしば。
また表情にも増して僕がハーフバースデーのお子さんに魅力を感じるのが、「存在」そのものです。
小さな体でできる体勢は異なりますが、必死に手足を動かしたり泣いたり、場合によっては眠ってしまったり。。。
小さいながらも今できることを一生懸命に表現するその姿は、全部「愛おしさ」に変えてくれる大きな力を持っているように感じます。
撮影で出会ったハーフバースデーのこの写真の女の子も、この様子を見せてくれる直前まで重い体を一生懸命に腕で持ち上げていました。かと思えば、頑張っていた反動からかこの体勢。両手を重ねてその上に自分の頭を預けてうつむく様子は、僕の中で訪れた「安らぎのひととき」でした。
お子さんを持つ親御さんたちが日々出会うお子さんの成長の変化や今しか出来ない、または見れない仕草の一つ一つを写真として収めて行く毎に僕が思うのが、「幸せを分けてもらっているな。」ということそれに尽きます。まだ何も知らない、しかしこれから出来ないことよりもできることの方が多くなっていく天使のような存在を、写真として美しく残すことは「幸せ」そのものを切り取っているように僕はそう思います。
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