誰かを待っているとき、何かを心待ちにしているとき、
心の中はワクワクしたりドキドキしたり。

そんな気持ちを抑えこむように、ギュッと心にフタをしてみる。
でも、ふぅーっと息をはいたもつかの間、またジワジワとあふれ出てくる。
 
そんな自分が可笑しくて、でもちょっと恥ずかしくなって下を向く。


 

「待つ」という言葉には、どこかストーリの始まりを予感させられる。

胸の高鳴りとともに、頭の中ではもうすでに物語は始まっている。
色んな場面が過ぎ去っては、また新しい場面が生まれる。
待っている間の時間が案外一番楽しかったりするものだ。
 
窓辺から差し込む柔らかな光は、彼女の期待や未来を仄かに照らし、
緑の前ボケはそれとは対照的に彼女の心に落ち着きを与えている。

何かを待っている間のちょっとした心情を一枚に表してみた。