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【大宮店2月主題・広角写真】空間を捉える

投稿日:2017/3/7

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広角レンズの特徴であるパースペクティブ。
これを上手く利用すれば、普段目で見るより大きな空間の広がりを写真で表現することができる。
しかしその特性ゆえに画面に写り込んだ線は歪み、画面の端はその影響が顕著に出る。
 
よってポートレートにて広角を使用する場合、被写体の顔は画面中央付近に配置することが望ましい。
また線の収束を強く感じられるよう画面内の線を整理する必要があり、
その上、広く写った分だけ無駄な余白や必要の無いものが写りこむ可能性がある。
また広角は画面にダイナミックさを手軽に与えてくれるため、
考えなしにシャッターを押したとしても面白い絵を得ることができるが、
上に挙げたような考慮なしには、スナップ写真の領域に留まることになる。
 
広角は人の目で見ることのできない風景を写し出してくれるが、
その分注意すべき点が多くあり、その使用難度は標準や望遠よりも高いといえる。
普段私たちが何気なく使っているスマートフォンのカメラレンズも広角レンズだが、
しっかりと使いこなすにはそれなりの技術が必要だと感じている。
 
まだ取り組みの途中経過に過ぎないが、
広角使用の際に気をつけるべき点を考慮して撮った写真を簡単に分析する。
(写真①バイク、写真②こども部屋)
 
写真①
空間が広く写る分、画面の四隅に気を配り、小物や設置されているインテリアで余白を埋めた。
また余計なものが写り込まないようフレーミングを整え、全体の雰囲気が損なわれないよう気をつけた。
線の処理に関しては、左のインテリアの線や左下のアンプを斜めにして画面内に入れることで、
奥にすぼまっていく様子を強調した。被写体は歪みの影響を避けるために画面中央に配置した。
 
写真②
写真①とは違って、被写体に寄って撮った写真になっている。
また被写体と背景との距離が十分ある状況で撮っているので、
遠近感が強調され、空間の広がりを強く感じることができる。
四隅に注意を払いながら、被写体も意識的に画面中央に寄せている。
線はロフトの屋根付近に収束しており、気になる傾きはない。
あと逆光の効果によって被写体の輪郭に光のラインができ、
それによって背景から切り離されることによって、
被写体の存在感が増しているようにも見える。
目のキャッチは光の当たっている床付近からローアングルで構え、
被写体にカメラの方を向いてもらったことによって入れることができた。
 

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