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大宮店
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【大宮店6月主題 クローズアップ】過程
投稿日:2016/7/2
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写真の主題に取り組む際、私の毎回のスタートラインは
“コーディネーターとして、私には何ができるだろうか”ということ。
今回の主題は“クローズアップ”
アクセサリーをつけるのか、
どういったポージングにするのか、
髪型はどうするのか…
取り組みに向けて写真を集めてみた。
その中に女性の髪が乱れた自然な雰囲気のクローズアップ写真が1枚あった。
私は固定概念が少し覆された気がした。
Babyのクローズアップはともかく、子どもでも年齢の高い被写体のクローズアップは私の中では“きちっとしたもの”というイメージだったからだ。
だから今まではクローズアップでは髪をきれいに整えるものだと思い込んでいた。
だからあえて乱してみたいと思った。
でもそれはただ単に乱せば良いというものではない。
計算された乱れ、計算された自然さが必要なのだ。
そしてそれはすごく難しいということもすでにわかっていた。
そんなとき、カメラマンのいくさんが「ゆうちゃんのやりたいものを一緒に作り上げてみようよ。」と言ってくれた。
そしてピッタリな被写体である彼女が来店してくれた。
それは奇跡のようにも思えた。
なぜなら、こんな写真が撮れたら素敵だなと思っていても、それにふさわしい被写体と出会うことはある意味“運”だからだ。
コーディネーターはシャッターを押すことが出来ない。
コーディネーターは写真にすることが出来ないのだ。
でも、だからこそカメラマンがいてくれる。
それぞれがそれぞれで主題に挑むのもいい。
撮られた写真を見て、素敵なクローズアップ写真を選ぶのもいい。
その場のインスピレーションやライブ感を大切にすることも必要だし、
綿密に計画を練っておくことも重要な時がある。
この時は一緒に作り上げる心地よさを感じながらカメラマンと事前に話をし、撮影中にも相談し合い、撮影後にもこうしていたらどうだっただろうと意見を交わした。
そして1枚に決める際にもまた相談させてもらった。
この1枚が撮られた時、私は髪の毛の質感を表現したくて髪の毛を適度にふんわり乱し、手を髪に差し入れるよう指示していた。
カメラマンはこの写真が思い描いたイメージに沿うように色味を変え、重心を変えられるよう右に寄りかかって左肩を上げるよう指示をしてくれた。
そして被写体である彼女はそんな私たちの提案にのっていくことを選んでくれていて、パパさんママさんたちは全てを私たちに預けてくれていた。
それぞれがそれぞれに集中できることに意識を費やし、撮られた写真である。
私が事前に挙げていた1枚に似た写真もあった。でも私は、それよりもそこから派生したものにそれ以上の価値をみた。
目標はゴールではない、過程である。
そこに至る全てと、その先にある全てはかけがえのない歩みだ。
そしてこれはこの時に集まった3人でなければ残せなかった写真だ。
Photo by Ikuyo
Coordinate by Yu
“コーディネーターとして、私には何ができるだろうか”ということ。
今回の主題は“クローズアップ”
アクセサリーをつけるのか、
どういったポージングにするのか、
髪型はどうするのか…
取り組みに向けて写真を集めてみた。
その中に女性の髪が乱れた自然な雰囲気のクローズアップ写真が1枚あった。
私は固定概念が少し覆された気がした。
Babyのクローズアップはともかく、子どもでも年齢の高い被写体のクローズアップは私の中では“きちっとしたもの”というイメージだったからだ。
だから今まではクローズアップでは髪をきれいに整えるものだと思い込んでいた。
だからあえて乱してみたいと思った。
でもそれはただ単に乱せば良いというものではない。
計算された乱れ、計算された自然さが必要なのだ。
そしてそれはすごく難しいということもすでにわかっていた。
そんなとき、カメラマンのいくさんが「ゆうちゃんのやりたいものを一緒に作り上げてみようよ。」と言ってくれた。
そしてピッタリな被写体である彼女が来店してくれた。
それは奇跡のようにも思えた。
なぜなら、こんな写真が撮れたら素敵だなと思っていても、それにふさわしい被写体と出会うことはある意味“運”だからだ。
コーディネーターはシャッターを押すことが出来ない。
コーディネーターは写真にすることが出来ないのだ。
でも、だからこそカメラマンがいてくれる。
それぞれがそれぞれで主題に挑むのもいい。
撮られた写真を見て、素敵なクローズアップ写真を選ぶのもいい。
その場のインスピレーションやライブ感を大切にすることも必要だし、
綿密に計画を練っておくことも重要な時がある。
この時は一緒に作り上げる心地よさを感じながらカメラマンと事前に話をし、撮影中にも相談し合い、撮影後にもこうしていたらどうだっただろうと意見を交わした。
そして1枚に決める際にもまた相談させてもらった。
この1枚が撮られた時、私は髪の毛の質感を表現したくて髪の毛を適度にふんわり乱し、手を髪に差し入れるよう指示していた。
カメラマンはこの写真が思い描いたイメージに沿うように色味を変え、重心を変えられるよう右に寄りかかって左肩を上げるよう指示をしてくれた。
そして被写体である彼女はそんな私たちの提案にのっていくことを選んでくれていて、パパさんママさんたちは全てを私たちに預けてくれていた。
それぞれがそれぞれに集中できることに意識を費やし、撮られた写真である。
私が事前に挙げていた1枚に似た写真もあった。でも私は、それよりもそこから派生したものにそれ以上の価値をみた。
目標はゴールではない、過程である。
そこに至る全てと、その先にある全てはかけがえのない歩みだ。
そしてこれはこの時に集まった3人でなければ残せなかった写真だ。
Photo by Ikuyo
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