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【大宮店6月主題 クローズアップ】
投稿日:2016/6/28
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クローズアップ
今月の主題である「クローズアップ」
クローズアップについて、話し合いの中で出てきた言葉と自分の基準とが一致したので、
以下にあげたものを自分の中でのクローズアップの基準としたいと思う。
「寄る理由があること」
「これ以上は寄れないということ」
「寄る理由があること」というのは「何を撮るか」が明確にあるということだ。
この写真は、カメラマンから被写体の足にさくらんぼを挟んでほしいと言われ、
私が足にさくらんぼを挟ませて、その直後に撮られた写真だ。
このとき、「クローズアップを撮るのだな…」とコーディとして撮影に入っている中で感じた。
そして、写真としてはどのように残されるのだろうと半分期待もしていた。
「手と足のクローズアップだろうか。それとも全身あってのクローズアップだろうか…。」
残された写真を見て、納得した。
何が正解かは正直分からない。
ただ、さくらんぼが挟まれた足とそれを取ろうとする手だけのクローズアップではないとこの写真を見て思った。
さくらんぼを取ろうとした手と、そこに至るまでの彼女の丸みを帯びたほっぺたと下を向く視線。
撮りたいのは何か。
足なのか、手なのか、それを取ろうとしている彼女自身なのか。
私はこの写真を見て、「さくらんぼを取ろうとしている彼女自身」を、
最大限寄れるところまで寄ったクローズアップ写真だと思った。
Baby撮影におけるクローズアップにおいては、「何を撮るか」その基準が大事であると思う。
表情なのか、仕草なのか、小物を足すのか足さないのか…。
Kids撮影とは違って指示が難しい分、ある意味偶然性に任せる部分も必要だが、
その偶然性にプラスして、クローズアップとして寄る意味と、何を撮るかという明確な撮影者の意図がなければいけない。
この写真は、何を撮るかという撮影者の意図が明確であり、最大限寄れるところまで寄ったクローズアップ写真であると思う。
photo by Soo Coordinator Chifumi
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