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【大宮店5月主題 イメージカット】

投稿日:2016/6/3

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『イメージカット』
 

イメージカット。
その定義とは一体何だろう。
「想像が膨らむ写真」
「説明ができる写真」
「目を惹く写真」
「雑誌の一コマのような」

……


その定義すら曖昧である「イメージカット」であるが、自分の中では「イメージカット」と言われたときに、
『75カットの中で一際目を惹く写真であり、その一枚で完結している、想像力を掻きたてるようなカット』
であると定義づけて考えてみた。
 
 
以上が以前大宮店の主題としてイメージカットに取り組んだときに私の中で定義づけた「イメージカット」である。
 
この定義が私の中では変わらずにあったが、時が経ち、改めて今月の主題として取り組む中で、
話し合いの中で出てきた言葉にはっとさせられたことがある。
 

『何でもイメージカットになり得る。被写体の魅力(かわいさ)に気づいて、それをいかにイメージカットとして撮るか。
それもまたイメージカットである』

 
自分の中にはなかった新しい概念だった。
 
 
コーディネーターとして撮影に入る中で、大事にしたいと思っていることがある。
 
被写体の魅力やかわいさにどれだけ気づけるかということ。
 
その魅力を引き出すために自分にできることはないか探したいと思っている。
そして被写体の魅力を感じたとき、その瞬間が写真として残されていたときに喜びを感じるのだ。
 
私が魅力を感じた瞬間、かわいいと思った瞬間、それがカメラマンと一致していたときの喜びと、
それが写真として残っていたときの喜びは、一つの感動体験となる。
 
 
そして、自分でも気づいていなかった被写体の魅力が、写真として残されていたときの感動はさらに大きなものとなる。
 
 
モニターに入るときにいつも感じていることがある。
 
どんな風に写真として残っているのだろう?
あの瞬間は残っているかな…?
 
こういった自分の中での予想とか想像を超えたときに、さらなる感動が生まれる。
 
あのときのあの瞬間をこんな風に撮っていたんだ…
 
 
『被写体の魅力に気づいてそれをイメージカットとして残すこと』
 

それが今回の主題の取り組みの中で私の中で新たに加わったイメージカットの概念だ。
 
そしてそれは、普段の撮影の中で自分が大切にしたいと思っていることでもあった。
 
これからも被写体の魅力に気づける感性と、それを引き出す術をコーディネーターとして磨いていかなければと思う。

 
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かわいいセンサ



ただ存在するだけで愛おしい。

子どもたちの仕草や表情は、それこそ作られたものではなく自然にそこに在るもの。

そこに常に敏感でありたいと思う。

それが被写体の魅力を見つけ出すことにもつながると思っている。



撮影の中で、「かわいいセンサー」が私の中で発動することがある。

そのセンサーがカメラマンと一致して、写真に残っているとなお嬉しい。

そして私が気づいていなかったものに気づかされるときの喜びもある。



この瞬間私は彼女の斜め前にいた。

パパさんママさんと一緒に彼女の笑顔を引き出そうとしていた。

カメラマンのSooさんは彼女の斜め後ろ。

『あ、足かわいい!』

とSooさんが言ってシャッターを切った。



「なになに?」と心の中で思ってカメラマンの位置に私も行く。

「あ、ほんとだ~。かわいい!!」

心の中で思う。


そして残された写真を見てまた嬉しくなる。




正座をしているその足がかわいい。

彼女の存在そのものが愛おしい。



photo by Soo Coordinator Chifumi
 

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