「愛しい人を見つめる時、その表情は何よりも温かく優しい」

家族写真を撮影する時はいつも心が温かくなるのは

愛しい人を見つめる　そんな家族の姿を見る事ができるからなのでしょう。

 

この日は春を迎えた温かい午後

優しいお父さんとお母さんに見守られながら

撮影をしている彼

お利口でポーズもとっても上手

 

そんな彼と外で家族写真を撮っている時のこと

「じゃあ次はお母さんと二人で撮影するよ！」

「じゃあ、お母さんの目をみてごらん」

「え！」

「えっへっへ～～」

さっきまでどんなポーズも上手にしていた彼が

少し恥ずかしそうに照れながらお母さんを見つめた

その一瞬

笑った彼の笑顔と、優しく微笑むお母さん

「愛しい人」を見つめている二人のまっさらな笑顔が印象的でこの写真を選びました。

 

なぜ、この瞬間をこのように写真におさめたのかというと

この時、お母さんのきれいな洋服の色と、背景に見える桃色の木の色合いが

私にはなんとなくあっているように感じたのです。

その色合いが全体的に調和して、幼い彼を優しく包み込むような印象とお母さんの優しく綺麗な雰囲気が伝わってくるようなそんな写真を撮ろうと思い撮影したのでした。

 

今回こうして家族の写真を多く撮影し、挑戦していく中で

いろんな家族の「愛しい人をみつめる瞬間」に出会う事ができました。

 

その様々な形は色々あって面白いのですが、それと同時に共通している変わらない愛の形があるようにも見えました。

そして私達はその時間と空間をおさめる手伝いをさせてもらっているのです。

 

愛しい人と過ごす時間は長いようで短い

それはお互いが成長するから

時が流れると共に見える世界も、感じる世界も変わっていきます

 

「これから、あなたは何を見て、何を感じて、どう成長していくのだろう？」

 

その瞬間に共に立ち会うことのできる撮影の時間はなんとも素敵な時間だと思いました。

photo tae Coordinator kazuko