「すずはずっとここにいていいんだよ」by 海街diary

人は何かに挑戦するとき不安になる。
不安になると誰かに頼りたくなる。
友達だったり、恋人だったり、家族だったり。
最近、映画「海街diary」を観た。監督は是枝裕和。
家族をテーマに「人が生きる」ということを描き続けている監督で、この映画も同様に鎌倉を舞台に腹違いの妹と3姉妹が共同生活を送り、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。この台詞は、父親が亡くなり１人になってしまった腹違いの妹に一緒に住もうと持ちかけたとき長女が言った一言だ。
 

ずっとここにいていい…

そんな場所があるということがどれほど幸せで、安心出来ることだろうか。
毎日顔をあわす家族とは当たり前の時間が過ぎ、いつしかかけがえのない場所であることも意識から遠ざかる。
スタジオで撮影される家族写真が当たり前になりかけていたかけがえのない場所を再認識できる一枚になればいいと思う。