Photo by Sakakibara & Kaneko In Omiya

写真を残す時は「イメージ」はとても大切である。
イメージを構成するもの。
interior？小物？コーディネート？表情？光？だいたいの構成要素はこんな感じ。
今回、言及していきたいのは「明るさ」であり、これは「動機」につながる。

上の写真でもわかるようにそんなに明るくない。
露出設定で何とか明るく撮影できるものの、普段こんな暗い日は
このinteriorは選ばない。だがあえて選んだ。なぜか。
イメージがあるからだろう。

彼女はとても上手だった。コーディのバリエーションとして
ボーイッシュな一面も垣間見れた。だが本当の彼女自身を知り得るには
時間が足りなかった。この写真を見る度に「彼女は何者で何を思うのだろうか」と考える。
しかし本当は「私自身が何を思って何をイメージしたのだろうか」ということになる。
そんな印象からこの明るさでこのinteriorを選んだのだと思う。

暗いから撮らない？ちがう。イメージが湧かないから撮らない？それもちがう。
湧いたイメージと被写体を照らし合わせて選択をしている。これだ。
ここで撮ろうと思い立った動機を今一度考えさせられる写真となった。