魅力的な写真って何だろう？
 
被写体の可愛らしさやその子らしさなのか
コーディネートやインテリアの統一感なのか
光や構図のバランスなのか
世界観に合ったポージングなのか
それとも心に訴えかける何かなのか
 
その全てであり、それが全てではない。
 
私にはこの写真がとても魅力的に感じた。
それはなぜだろうか？
 
それは被写体である彼女がとても魅力的だったことでもあり、
それを引き出し映し出しているからでもあり、
統一された世界観があるからでもあり、
想像力を掻き立てる1枚だからでもあり、
それだけではないからでもある。
 
何だか惹かれる…それを言葉にするのは難しい。
でもそれを言葉にすることが必要だからこうして書いている。
言葉にすることで、多くの人に知ってもらいたいから…。
決して終わりのない問いを考え続ける、言葉にし続けようとするのは、
写真には無限の魅力が秘められているからかもしれない。
 
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☆1枚のbackstage(コーディネーターからの景色)☆
 
７５３の撮影後、髪を下ろした方が良いかママさんから相談を受けた。
私はこの髪型が彼女にとっても似合っていた事、
ママさんが彼女の為に事前におばあちゃんからやり方を教えてもらいセットした髪型である事などから、
ぜひドレスでも残してあげたいと思った。
 
撮影が進む中、カメラマンから廊下で撮ろうとの提案。
雰囲気に合わせてジャケットを羽織り、髪飾りを変える。
 
長椅子を出したカメラマンは彼女に指示を出したり彼女自身に委ねたり。
とっても魅力的な彼女はカメラマンを翻弄するように細部を動かしたり、時々目線を外す。
そんな仕草がとっても素敵で私たちは魅了されていた。
カメラマンは自分の意図と彼女自身からのアクションの融合にとっても嬉しそうにファインダーを覗いている。
その２人のやり取りも見ていて微笑ましかった…。
 
「今、撮ってほしい！」そんな瞬間だった。
それを確実に押さえているカメラマンのすーさん。
 
そして分類中に見せてもらったこの写真。
一言では言い表せないけれど、思わず漏れる「かわいい」
その後もこの写真を何度も見たくなり、繰り返し見た。
彼女の魅力を知りたくて…
そしてここにそれが詰まっている気がして…。
 
 
Photo by Su  Codi by Yu