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大宮店
「働き方の哲学」 Part 1.2
投稿日:2019/11/8
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「働き方の哲学」
こんかいココハナの主題となる働き方の哲学
ひとつひとつのPARTの内容は、どれひとつとっても自分を見つめ直すために必要性を感じたので、思ったことを掘り下げすぎずにメモ書きのように書いていきました。自分の仕事観やキャリアの成長を感じるとともに、自分をあたらめて整理することができたように思います。
PART 1 仕事・キャリアについて
01 占有者としての仕事
仕事とは「人生の時間・空間を多大に陣取る活動」
Q.あなたの人生に占める仕事の割合はどれくらい?
私達は社会人になってからほとんどは仕事が占めている。仕事で関わる人との関係交友がほとんどだし、親族や友人には年に1.2回会うかだろう。頭の中は仕事のことを考えるし、家でも自分の仕事と妻の仕事の話、そして子どもは幼稚園の話。中心は日中の動いている時間の話になるのは当たり前のことだろう。
02 仕事の意味的広がり
「作業」としての仕事から「使命」としての仕事まで
仕事といってしまえば、ずーっと仕事している。職場ではフォトスタジオとしての仕事。買い物へ行くという家事と言う名の仕事。家では家事という仕事。
作業・稼業・使命としての仕事。仕事といってもどのように意識するかによって、仕事の感じ方が異なる。わたしはほとんどの仕事は、やむをえずやるものだと思っている。作業でも稼業でも使命でもない。やむをえずはじめて、そこからどうしたらおもしろく仕事ができるかを、考えるのが仕事という考えだ。
03 価値創造としての仕事
Q.わたしの仕事はー数を増やすこと?形を変えること?それとも何かを創り出すこと?
すべてが同時に行われ、価値創造として関連している。いま自分がしてある仕事が、一体どんな仕事として何かを変えているのかをわかっていることは大切。
04 流れとしての仕事
仕事とは「input➡︎価値創造回路➡︎output」
自分のつくりだしたものは、あのときのinputだと分かっているとinputの大切さを実感する。無意識のところでinputが効いてくる仕事も多いし、それがほとんどになってくるようにinputを繰り返す。それは自分自身だけでなく他者のinputからもかなりの影響を受ける。というか他者の想い・精神性・生きざまというものを寛容に受け止めるために自分はたくさんのinputを行わなければならない。
05 表現としての仕事
「能力✖️想い➡︎表現」
当たり前のことをこうしてわかりやすく式として表してもらえると、とても納得してしまう。改めて能力があっても想いがなければ、表現はうまくいかずに人にも伝えられない。この二つのバランスは写真にもいえるだろう。わたしの場合は、ほんの少しの想いは必ずあるが、それを表すための能力はまだまだなく、伝える方法は少ないと思っています。
06 建設としての仕事
長い時間をかけて奮闘する創造
「長い時間✖️忍耐✖️創造性」によってのみ成しえる仕事があるということだが、そんなライフワークは自分には砂丘をステージとした撮影をもっている。人生で一度行けばいいと思われる砂丘に何度も行って撮影しては自分のいまを知ることができる。同じ本を年齢を重ねてまた読んだ時の感じ方が違うように、砂丘でも自分の変化を感じられる。そしてこのライフワークを続けていった末に何かがあると期待はしてないけど、きっとおもしろいことにはなるはず。
07 機会としての仕事
仕事はチャンスのかたまり
どんな機会がおとずれるかなんて分からないから面白い!と思えるかは大切なことだ。
「つまらない仕事はない。仕事をつまらなくしている人間がいるだけ。」というのはとてもずっしりと重たいことばだ。つまらないのを誰のせいにするわけでもなく自分のせいだというのだから。
一瞬つまらない仕事がまいこんだら、それをいかに自分にとってどんなチャンスとなるのか変換できるかが仕事を有意義にしていく。収入・成長・感動・触発・学習・貢献……
08 キャリアとは
職業生活における経験や能力・成果・役割の連なり
キャリアということばを今初めて文章で打ったのではないだろうか。だけど実は着実に積み重ねていっているキャリア。履歴書を書いたことがないからキャリアを意識しなかったんだろう。「仕事を通し発展しつづける自分」を表すものだということで、果たしてこれまでのキャリアをどう表すことができるだろう。外的キャリアとしては、これまで新入社員から写真教育、店長などを経て役割の変化と仕事意識も養われてきた。他方、内的キャリアとして経験的事実の内側にある価値観や動機、想いなどは刻々と変化していき、自分の価値観を形成していっていることを実感している。
09 キャリアをつくる要素
この層に関しては、最近とても意識するところでした。共に働く仲間がどれくらい3つの層を形成できているか考えるし、自分なりに伝えられるものは伝えている。さらにキャリア形成に影響を与えるその他の要素としても、健康や雇用家族居住地状況なども関係してくるだけに形成していくのは簡単なことではないことがわかります。わたしはあまり未来志向でないために目標や夢を目指したり、逆算をしたことがありません。未来を想える人間になるためにまずは過去・現在を整理しなければと思いました。
10 キャリアに関わる諸理論
さまざまな理論の中でも、おもしろいのは「計画された偶発性理論」個人のキャリアはかなりの部分が、偶然の出来事によって左右されているという事実。偶然のチャンスを取り込んで望ましいキャリアを築いていくという考え方を基本としているが、わたしは結果的にいまのキャリアの軌跡を見ていったときにこの理論がしっくり当てはまるなと思いました。
11 登山型/トレッキング型キャリア
登頂を目指すか・回遊を楽しむか
いわずとも将来像を描けないので、回遊を楽しむ発想しかできない。目標を設定しないことで、そもそも挫折を感じることができない人生を選択してきた。その場その場で、山で道に迷おうが、霧が出てきて前が見えなくなろうが、下山していたとしても、目標がないからそれ自体を楽しめるのが自分だなと思う。
達成目指すタイプでないので、達成を目指せといわれても全然燃えないところは時に仇となるだろう。
はたしてほかの人たちはどちら派なのかは気になるところです。
12 偶発性とキャリア形成
以前にリーダーシップ研修で計画を立てそれを実行するという試練があり、はじめは計画通りに実行したが、心からやりたいことでなく楽しくなくなってきた。そのまま続ければ目標達成をできるが、その違和感を修正して最適なものへ変化させた。それに対して自分を裏切る行為だとも思わないのが、おおらかでしなやかさを持ち合わせているということだろうか。これは自慢だろうか。人によっては無責任なことだと思って自分を責めてしまう。責任感をエネルギーに変える人もいる。自分はいつだってしなかやに物事を変換・再編成して進んでいく人間だなぁと思う。
13 業種・職種
自分が仕事をするために、どれだけの事業と仕事が関わっているのかを想像しておく大切さを知った。
ひとつシャッターを切ることは、Canonのカメラを売るまでの部品工場各社・ソフトウエア開発・広告作成・運送・小売・会社が購入~色々はしおったが、多くの仕事が関わる。有難いと思えますね。
14 就業形態
仕事に就くカタチ
多様化した人々で仕事をうまく回していくために、まずその多様性を理解することが大切で、それに合わせて勤務形態の異なる人たちが混ざり合い働ける方法を模索し続けなくてはならないんだなと実感。経営者にとってこの課題はとても悩まされることだ。
自分も今後働き方は変わっていく可能性があるし、周りのスタッフも働き方については今のままでいいのか考えて議論していき、最善の働き方を選んでいかなければならないだろう。
17 プロフェッショナル
エキスパートとプロフェッショナルの意味がごちゃごちゃになっていました。なにを誓うかがプロフェッショナルに求められ、自分がプロフェッショナルとしてなにを誓うかと考えれば、言葉を振り絞ってみましたが「写真でしあわせのカタチをみえるようにする」でしょうか。それを誓います。いまはそれが徳じゃないかなぁ。その徳を行うために技を磨いているということで納得できます。
PART 2 主体性・成長について
18 自立と自律
みずからを立たせ・みずからを方向づける
Q.私は自立しているだろうか?
ある程度この職場では知識や技能をつけ、経済的にも無理はなく、身体的にはまだ健康だ。自立してはいるといえよう。しかし独り立ちを常にある程度維持していくことは、当たり前なことだけど人生のステージを進むにつれて、慎重に向き合っていかなければならないことだ。家族のこと、加齢による衰えなどは特に変化に対応することが求められる。
Q.私は自律しているだろうか?
自らを方向づけるための、理念や信条や価値観はなんとなくもっているつもりだ。この完成することのない羅針盤は、ぜったいに正しい方向は示さないと思いながらも、しっかり持っていようと思う。
19 自導<セルフ・リーダーシップ>
この自らを導くちからが弱い。目的地を描くことはよくよく社長が言うことのひとつだなと思いました。
よくよく考えても最終的な大陸は想像できない。途中の小さな小島から考えればなくもない。私には小さな小島を転々と渡り歩いて、気づいたら大陸に到達していたら最高だが漂流になりかねない。
20 成長の3方向 広げる・高める・深める
「成長は目的というより、結果的に得られる果実のようなもの」この言葉につきますね。
これまでを振り返ってみると、成長しようと思って何かに飛び込んだことは一度もなくて、好奇心が行動をさせることがほとんどだったと思います。結果大変なことになってもそれさえも面白がっていて、結果的に成長の機会だったんだなと思えます。
21 技術的成長と精神的成長
この2つの繰り返しをきてきたように思います。
入社して写真技術をあれこれ習得しながら3.4年は成長を感じてやってきて、次第に技術の向上欲だけではもの足りなくなります。人に教えたりしながらまた成長を感じて、ある程度物事をこなせるようになり、次にここで撮る写真の意味について考え、それを追求するようになり、写真より撮影の作り方について意識が変わり、今現在はまた写真編集の技術的な成長ステージを上がっているところである。
24 守破離
Q.いま守破離のどのステージで仕事をしているだろう?
1つのステージで仕事をしているわけでなく、守破離というそれぞれのステージをピョンピョン跳ねているようなイメージ。常に離のステージで遊ぶ人にはなりたいなとは思うが、実際そのステージにいくまでは努力がいる。はじめから破や離を行い、バカを見たこともあるし、いまだ守から離れられない分野もある。
25 怠惰な多忙 忙しさの中身がどうなっているか
緊急でないけど重要なことをいまこうして本を読みながら文章を打つことでできているということに、少し安心する。そしてそれぞれがそれをもって討論するということは、緊急でないけど重要なこと。
28 結果とプロセス
スタジオフォトで喜んでお客様が帰ったとしても、なんでそのお客様が喜んでくれたかが分からなければ、撮影者は本当に満たされることはない。自分がしっかり力を蓄えて75カットのプロセスを理解して、お客様に喜んでもらえたときに本当に自分の喜びになる。
撮影をなん度も繰り返しながらプロセスを重ね、洞察力を蓄えていくことで、撮影で何がお客様にとって満足度を高めるのかを理解していくことで、写真で幸せにすることがより多くできてきたようにおもう。
30 孤独
深く大切なことを考えるために不可欠なプロセス
孤立はつらい。しかし孤独は必要だとおもう。糸井さんがいうように「ひとりぼっち」は当たり前の人間の姿だ。ひとりだから深く考えられるし、育まれる。孤独から孤高の生き方をしようとは思わないが、少しははみ出していたいという思いはつねにある。みんなと違っていたい。それが自分を形成している。
COLUMN 02
「七放五落十二達」の法則
とにかく投げて受けろ、それの繰り返しをしなさい。なんてのを社長は毎回言っていたのは、これのことかと思います。とにかく行動してみないから、先が見えてこない。何もしてないのにああでもないこうでもないとか言って行動しないのは論外てこと。何かにこだわりすぎたり、不安がって留まっているのでなく、まず何かことを行なって、人に投げて意見をもらって悩みながら進んでいくのが大切なんだね。と思いつつもやはり1人で考えすぎてなかなか投げるまでが、練り練りして時間を使ってしまいがちです。
どこかで自分にしか考えられないことだと思っているんだと思うのです。そんなこだわりや自意識は捨ててもっと、人に投げて受け取ってを繰り返さなければならない。
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